『ねえ、おかあさんもわかる?』
我が家の娘は、三人が三人とも、同じ質問をしました。
『どれが私だかわかる??』
『もちろん!ウィリアムのお母さんと一緒のように、絶対にわかるよ!』
満足したような、安心したような顔。
不思議なものですね。
どんな姿になっても、正確に探し当ててくれる―そんな確信がほしいのでしょうか・・・・。
この絵本のウィリアムは、9種類の動物に達に姿を変えて、
群れの中で楽しく遊んでいます。
そして、「どれがぼくか わかる?」と、問いかけます。
「もちろんよ」と、当てていくウィリアムのお母さん。
二人が対話している形で構成されたお話は、リズミカルで、ゲーム感覚でも楽しめます。
子どもと母親の心の繋がりが感じられて、温かな絵本です。