私もうるさいのが苦手なので、肯定的に描いてくれていたのが嬉しかったです。
しずかなのが好きだと、みんなと明るく元気にしている方がいいと思われたり、お話の中でも、みんなと明るく騒ぐ流れになることが多いような気がするので、この絵本もそうなのかな?と思っていました。
あかちゃんの泣き声も、うるさい時はうるさいけど、「うるさい」と言うと、こちらに問題があるように思われるし…で、困っていました。
きつねは耳が大きいのでうるさいのが苦手ということは、耳がいいのかな?と少し考えさせるようになっていますし。
しずけさを好むきつねが、思い切って言ってみたら、同じように感じていた人達が沢山いて、友達も出来たけど、無理して喋らなくてもいいのが良かったです。
大人になってからも、誰かといる時に会話が続かないと、まるでそれが悪いことのように思われて、「何か喋らなくっちゃ…」と焦ったりするけど、そんな必要はないんだと思わせてくれて、心が軽くなると思います。
きつねが巣穴を掘ることや、もぐらやみみずは土の中にいることを知っていると、もっと楽しめるかも知れないなと思いました。
きつねのように、しずかな場所を探してみるのも楽しいと思います。
私も、探してみようと思いました。