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子どもが大好きな一筆書き
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投稿日:2006/04/23 |
「こどものとも」508号です。
娘が幼稚園の頃借りてきて、娘も長男も大喜びしました。
5色の紐が、もしゃもしゃと絡まりあっているので、1本ずつ引っぱり出してみたところ、1本の紐がくるくると姿を変えて、ライオンやかめやぞうなんかに変身します。なかなか凝った形なのですが、たどっていくと、確かに1本の紐で出来ていて、職人技さえ感じます。
つまり色の紐で作った一筆書きなのです。
子どもは、こういうものは必ず指でたどりますよね。ですから、文字数がとても少ない割りに、読むのに時間がかかる本です。
図書館で見つけて、7年ぶりくらいに読んでみたのですが、やっぱり相変わらず子どもは指でたどっていましたよ。
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たいこさんたら、ハイヒールなのね!
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投稿日:2006/04/23 |
お買い物を満喫するのかと思ったら、美容院で思いがけずパーティーヘアにしたので、とうとうパーティーに乗り込んでいく たいこさん。
結局、また命からがら帰ってくるのですが、ハイヒールを履いて、パーティーを充分満喫したことでしょう。
我が家では、パーティーのシーンよりも、海の中のシーンの方が好評でした。
たこの売っている「たこなしたこやき」とか、さめのたいやきやの横をカニや小魚が「こわ〜い」と言いながら通っているところとか、「ブリのブリッコちゃん」など、手書きの部分をいちいち読んでは、ワハハと笑っていました。
このお話って直接内容に関係ない、ちょこちょこと書かれたところがとても面白いのですよね。
2冊同時に借りてきた『せとうちたいこさん えんそくいきタイ』の方が、我が家としてはゲラゲラ度が高く、評価も高いのですが、この本も充分楽しんだので、☆5つです。
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笑った、笑った!
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投稿日:2006/04/23 |
図書館で何気なく手に取ったこの本。リュックを背負って並んで歩くこだいちゃんの姿がかわいくて、借りてみました。それが、こんなに可笑しくて楽しい絵本だったなんて!
たいこさんが人間社会の電車に乗るところから、「なぜ人間ばかりの所にタイが?」と読んでいる方はとても疑問に感じるのですが、本には全く説明がなく、全くお構いなしに進んでいきます。たいこさんも当たり前のように行動しています。
そこからして、もう可笑しいのです。
たいこさんがスニーカーを履いていたり、猫たちの「だいこうぶつが あるいてる」というセリフがあったり、果てはマジックショーでびっくりして命からがら抜け出すところまで、もうツボにはまるところが目白押しです。
手書きの群集のセリフも楽しいですし、大勢の中からたいこさんを探すのも楽しいです。
兄とケンカして大泣きしていたはずの次男が、群集の中のたいこさんを見つけて、さっと指差した程、たいこさん探しは興味深かったようですよ。
全体に流れるたいこさんの好奇心旺盛なところや、妙にのほほんとした雰囲気に、親子共大ハマリです。
読み終わった瞬間、全員で「あ〜面白かった」と思わず言ってしまった楽しい本です。
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やっぱり美しくて素敵な絵
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投稿日:2006/04/22 |
無性にエロール・ル・カインの絵本が読みたくなり、図書館で探したところ、この本を見つけました。
偶然なのですが、子どもの頃読んだ時に、なぜか途中でページが欠落していたため、結末がわからなかったお話だったのです。
カインの作品である上に、何十年も気になっていたお話の結末がわかり、幸せなことに、一冊で二度の喜びを味わってしまいました。
さて、今回のカインは、私の知っている幻想的な香りが減り、脇役の絵や動きにコミカルな色が出ています。それはそれで、また素敵な絵になっています。特に最後に姿を現した娘の何と美しく神々しいこと!もう時間を忘れてうっとりと見入ってしまうほどです。
お話も白猫の聡明さが光り、定番の三番目の息子が成功を納める話に花を添えています。
ただ、私としては、末の息子が、白猫を花嫁にすることにもう少し積極的な態度を見せてくれると嬉しかったのですが。お人よしで気が弱く、人の言いなりになっているうちに事態が好転したという感じが強いのです。
でも、これほど聡明でしっかり者の娘には、このくらい気の弱い王子が合うのかもしれませんね。
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なぜ満月の夜まで待つのかわからな〜い!
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投稿日:2006/04/20 |
ガース・ウィリアムズの絵の美しさに魅かれて、手に取りました。どのページも素晴らしい絵で、絵については大満足。☆6つでも足りないくらいです。
でも、待って、待って、待って、とうとう満月の夜になったのに、満月の夜まで待った意味がどうしてもわからないのです。あれだけ焦らされた挙句、満月の夜の楽しさや特別な様子がまったく伝わってこなかったので、読者にとっては、消化不良でした。
結局、満月の夜まで待ったら、ぼうやも充分夜出歩いていいくらいの年齢(或いは大きさ)になっていますよ、ということなのかしら?
ああ、やっぱり、わからな〜い!
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そっくりな学校があったら楽しいな
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投稿日:2006/04/20 |
絵本より少し長いものを読みたくなった年頃のお子さんに、ちょうど良い長さで、厚さ1センチ位の本です。
一緒に登校する友だちに置いていかれたと慌てた一年生のハルオが、走って走って着いたところは、いつもの学校のはずなのに、なんだか様子がおかしいのです。友だちもどことなく変で、洋服の着方とか、黒板に書く文章が あれれ?というくらいいつもとはズレています。
実はハルオが行ったのは、キツネの学校だったのです。
自分の通う学校と全く同じ学校がもう一つあって、先生も生徒も同じだったら、そしてそれが人間に化けたキツネの学校だったら・・・、なんだかワクワクしませんか?
ちょっとしたズレの面白さを描き、子どもたちとキツネたちのほのぼのとした交流が心地よい本です。
大感動や大ワクワクはありませんが、思わず口元が緩むような穏やかなお話です。
たかどのほうこさんには、この他にも、この位の長さの本がたくさん出ていて、小学校1,2年生から楽しめます。ちょっと変わった独特の作品が多いので、『まあちゃんのながいかみ』などがお気に入りの方は、是非手にとってみてくださいね。
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所詮、その程度のこと
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投稿日:2006/04/20 |
かえるくんは、朝から悲しい気持ちです。自分でもどうしてなのかわかりません。こぐまくんは、そんなかえるくんが心配でならないのですが、ひとりになりたいというかえるくんを、そっとしておくことにしました。
次にやって来たねずみくんは、かえるくんを笑わせようといろいろなことをします。そして最後にかえるくんは元気になるのです、というお話。
私だったら、ねずみくんの努力を煩く感じてしまうのですが、かえるくんの悲しさを拭い去ったのは、結局、人の気持ちを思いやるこぐまくんではなく、うるさいねずみくんの方。なんだか人との付き合いの微妙なところを痛感しました。
それにしても、かえるくん、元気になった途端に、
「さっきは どうして あんなに かなしそうだったの?」
と聞かれた事に対して、
「さあ、どうしてだろ。ただね、そんなときもあるんだよ」
と答えてしまうあたり、かなり現金です。
でも、やっぱり人の心なんてそんなものかもしれません。
ねずみくんの美しいバイオリンの音楽を聴き、思いっきり泣いたかえるくん。それから、ねずみくんと一緒に大きな声で歌ったり笑ったりしたかえるくん。
思いきり泣いたり笑ったりした後は、悲しかったことなんて忘れてしまうものなのかも。
どっぷり悲しみに沈んでいるより、なにかやって気を紛らわせた方が、楽しい時間が持てるものなのかもしれませんね。
娘と、「かえるくんの悲しみって結局なんだったんだ?」と言いながら、「深く悩んでいるつもりでも、案外たいしたことではないのかもしれないな」とちょっと納得もしてしまったお話です。
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そんなことしていいの?
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投稿日:2006/04/20 |
ルーシー・カズンズさんの絵、五味太郎さんの訳、ということで期待大。聖書にある有名なお話なので、子どもにもわかりやすい形で知ってもらえるかなという期待もありました。
絵は期待通りできれいでかわいらしく、とても良かったです。
けれど、ふと疑問が湧いてしまいました。
バチがあたりそうで怖いのですが、「神様、これでいいの?」という疑問です。悪い人間が増えてしまったので、洪水を起こしてリセット・・・これって最近何かと話題のゲームの世界と同じではありませんか?
昔、『天地創造』という映画で、このノアの箱舟のエピソードを見た時は、ノアは信心深いから助かったし、堕落した生活に耽る人たちには天罰が下ったんだと単純に思ったのですが、今回は、「う〜ん」と考えてしまいました。
子どもは大洪水が起こることころが怖いと言っていたので、何かしら感じるものもあったのかもしれませんが。
あと、神様のお告げに「てにをは」が抜けていて、ちょっと中国風発言になっているところに親子で笑ってしまいました。不謹慎ですが。
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ブカブカブーの正体にちょっと不満
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投稿日:2006/04/19 |
やまんばとまゆのシリーズです。
「ブカブカブーとはなんだろう」という興味で、どんどん読み進めていくことができます。が、あれだけドキドキしていたのに、結局ブカブカブーの正体が今ひとつあやふやな感じがするのが残念です。どうしてきのこがあんなにふくらんでいたのかが、どうしてもわからず、それまで引っ張られた挙句、スッキリしない終わり方でした。
きのこごはんとか、裏表紙のきのこなんかは、とてもおいしそうでいいのですけれど。
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季節の変わり目の様子がわかります
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投稿日:2006/04/19 |
まゆとやまんばの春の始まりのお話です。
このシリーズは、季節感があって、その都度、山の様子や行事を垣間見ることができて楽しいです。
雪で真っ白の山に、一筋の雪解け道が走っているのを、「春のりゅうが出た」と言い、お酒の支度をして本物のりゅうを迎えるなんて、素敵な山の風習ではありませんか。
降矢ななさんの描くりゅうは、簡略化したものでなく、堂々としたりゅうで、迫力がありながらどことなくユーモラスな雰囲気も持っています。
生まれたばかりらしいりゅうの子どもも、オドオドした感じが出ていて、新人らしく新鮮です。
そして、りゅうとやまんば、子どものりゅうとまゆ、それぞれに友情が生まれていて、自然の中で暮らすもの同志が、お互いを信頼し合い、認め合いながら、共生している様子が窺えます。
可愛らしさの中に、しっかりと自然を謳い上げていて、好感が持てる作品になっています。
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