新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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金のりんご

ママ・40代・神奈川県、女15歳 男12歳 男9歳

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自己紹介
今までたいした挫折も経験せずに生きてきたので、この歳になって、10代でするような自分探しをしてしまい、自分のいろいろな面を発見して驚いたり、納得したりしています。子育てに一息ついた時、自分に出来ることは何かと考えたら、児童書に係わることだったので、今は、学校や地域で楽しくお話会をしています。
絵本は、子どもだけでなく大人も癒されることが多いので、大人のためのお話会(お茶菓子付き)を開いて、そこで『だいじょうぶ だいじょうぶ』を読むのが、最近のささやかな夢です。

家族の写真付き年賀状を送ると、全員そっくりと言われる五人家族です。
好きなもの
●なんといっても「八犬伝」
  昭和40年代にNHKで放映していた人形劇『新八犬伝』が大好きでした。
  そこから八犬伝にはまり、卒業論文も八犬伝でした!
  歌舞伎の手拭いから犬張子まで、八犬伝関係のものを集めています。
●児童文学
  一人で読むのも好きですが、声に出して読むのも大好きです。
  私にとっての別格は 安房直子。
  いとうひろし、富安陽子、高楼方子、ファージョン、リンドグレーン、あさのあつこ、
  香月日輪、茂市久美子、森絵都、竹下文子、岡田淳 などなど・・・
ひとこと
あまり根を詰めて投稿していたので、しばらくお休みしたくなってしまい、1ヶ月以上このサイトを開くこともありませんでした。
久しぶりに来てみたら、お気に入りに登録させていただいている方たちが、相変わらず頑張って投稿されていて、なんだか嬉しくなってしまいました。
投稿を休んでいた2ヶ月間は、児童書に限らず様々なジャンルの本を読み漁り、新しい作家にもたくさん出会いました。
絵本にもまた、新たな気持ちで向かっていきたいと思っています。

金のりんごさんの声

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自信を持っておすすめしたい 楽しくて楽しくて楽しくて・・眠れな〜い!  投稿日:2006/03/27
あしたえんそく! らんらんらん
あしたえんそく! らんらんらん 作・絵: 武田 美穂
出版社: 理論社
明日はとっても嬉しい遠足!という男の子のワクワクがよく伝わってくる作品です。
準備は万端なのにいろいろ考えてしまって、あれも必要かも、これもどうかなと何度も起きてきたり、明日に備えて早く寝たのに、どうにもこうにも眠れなかったり。そんなワクワクって誰でも経験ありますよね!
我が家の子ども達は、あまり遠足を楽しみにするタイプではないので、遠足の前日には冷静ですが、大好きな家族寝台列車の旅の前日はこれに極めて近い状態になります。

眠れずに夜の町の状況を見る場面では、大興奮の前半とはうって変わって静寂が広がります。この対比が見事です。この時間を通ることによって、興奮も少し鎮まり、少し冷静になって次の日を迎えることが出来るのです。
ワクワク感いっぱいの中に静かな感動もあり、とても読後感の良い作品です。
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なかなかよいと思う 鬼が怖い!  投稿日:2006/03/27
ふくはうちおにもうち
ふくはうちおにもうち 作: 内田 麟太郎
絵: 山本 孝

出版社: 岩崎書店
節分のお話です。タイトルの通り「ふくはうち、おにもうち。そしてみんな幸せだ」という内容です。
まずは、何といっても絵がリアル!実写に近いというわけではなく、おにがまさに「鬼」なのです。ほら、魔よけに使うお面のような鬼。ホントにとても怖いのです。最初にこのおにが出てきたところで本を閉じてしまおうかと思うほどです。
でも、この怖いおにたちが、「わたくし達、おになのに親切にしていただいてよろしいのでしょうか」という低姿勢なところに、つい親しみを感じてしまい、おにたちがお酒を飲んで楽しくなってしまう頃には、しみじみ良かったね〜と思ってしまうのです。
結局、怖いとかやっかいものとか思う者に対しても、一緒に楽しく笑ってしまえば、最終的には幸せはやってくるのですね。
ジメジメしたところもなく、楽しく笑って読むことができます。読者も一緒に笑って福を招きよせたいものですね!
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なかなかよいと思う このコンビの作品というだけで期待大  投稿日:2006/03/26
やまねこぼうや
やまねこぼうや 作: 神沢 利子
絵: スズキ コージ

出版社: 童心社
神沢利子:作、スズキコージ:絵です。このコンビの作品というだけで期待は大きく、既に☆4つは獲得です。

文章の調子がいいので、まるで歌うようにスイスイと先に進んでいきます。内容は結構ナンセンスなのですが、七・五調で進んでいく文章の陰に隠れて、なんだか楽しいお話を読んでいるような気になってしまいます。

やまねこぼうやが人や物をどんどん食べていき、とても大きく丸々してしまうところは、なかなかの迫力です。それが、さなぎから蝶が生まれ出るところを小さなうさぎの女の子と見ることによって、ぼうやが本来の姿を取り戻していくところも、なかなか訴えるものがあります。

物語の最初に、やまねこぼうやが急に乱暴者に変貌してしまうのは、おかあさんが過保護でぼうやをがんじがらめにしてしまった反動のようになっているのが、母の身としてはちょっと怖いですね。

絵も話も面白く、子ども達もよく聞いていましたが、途中までは力強く盛り上がっていくのに、最後の締めくくりがちょっと弱いような気がするので、☆は4つとしました。
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なかなかよいと思う キャラクターものの悲劇  投稿日:2006/03/26
たこやきマントマン うちゅうかいじゅうドンギャー
たこやきマントマン うちゅうかいじゅうドンギャー 作: 高田 ひろお
絵: 中村 泰敏

出版社: 金の星社
新着レビューに「たこやきマントマン」が載っていたので、びっくりしました。今でも図書館にあるんですね。
娘が4歳の頃めちゃくちゃ好きだったのです。たこやきマントマンのスタンプやら指人形やら、娘のリクエストに従ってオモチャ屋さんを探しまくり、アニメも録画して繰り返し見て、本もすべて持っていました。
おまけに、たこやきマントマンを主人公にした絵本まで何作も描かされました。

でも、それほど熱狂していたのに、今手元にあるのは、この本一冊だけなのです。後はすべて実家にもって行き、処分してしまいました。
恥ずかしながら、私が、キャラクターものに対して、一般の創作絵本より一段下に評価しているところがあったのです。
でも、自分自身のことを振り返ると、「あの ウメ星デンカの本、とっておけば良かったな」と思うことがあるのです。子どもにとっては、大好きだった本は、名作だろうがドタバタだろうが関係ないんですよね。

たこやきマントマンは、五人がそれぞれ得意技を持っていて、最後には必ずお約束のように、見開き2ページで得意技が炸裂する場面があって、すごく楽しいです。
一昔前に流行ったアニメですが、もし図書館で見つけたら、ページをめくってみても損ではないと思いますよ。
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自信を持っておすすめしたい 落語って日本人の根底に根付いているみたい  投稿日:2006/03/26
落語絵本5 おにのめん
落語絵本5 おにのめん 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
川端誠さんの「落語絵本」シリーズは、結構文章量もあるのに、子ども達が途中で飽きることなく、最後まで興味津々で聞いてくれます。ちょっとおおげさですが、日本人の血が騒ぐのでしょうか?

さて、落語絵本の他の本が、ちょっとズレてる人たちが主人公だったり、とんち満載だったり、馬鹿馬鹿しくも可笑しい会話が続いていたりするのに比べて、このお話は物語色が強く、登場人物も真面目です。女の子の主人公というのも珍しいですね。
みんなが真面目に一生懸命生きている感じが伝わってきて、江戸庶民の暮らしが垣間見えます。
出てくる人たちが(泥棒以外は)みんな温かい気持ちを持っていますし、最後の絵もこちらも思わず微笑んでしまうようにいいですね。
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自信を持っておすすめしたい 私がおとうさんに肩入れしながら読んでます  投稿日:2006/03/26
落語絵本3 はつてんじん
落語絵本3 はつてんじん 作・絵: 川端 誠
出版社: クレヨンハウス
そうそう。子どもってこうなのですよね!「絶対にあれ欲しい、これ欲しいと言わないように」と固く約束しているのに、ケロッと忘れておねだり三昧。親は、せっかく自分が楽しむつもりだったのに、怒鳴ってしまって、ちっとも楽しめない。
ああ、これは最近の私の毎日と全く同じ。
というわけで、私は最初っからおとうさんに肩入れしてしまうのです。
金坊が、おねだりし放題のあたりは、カリカリして読んでいたのですが、あらら、だんだんおとうさんも楽しみ始めたではありませんか。
そして最後には、おとうさんと金坊の立場が逆転です。
やった〜!おとうさん、こうでなくちゃね!どうだ、金坊!おとうちゃんを侮るなよ、なんて気分になり爽快でした。
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自信を持っておすすめしたい 貝殻と海水パンツ  投稿日:2006/03/26
うさこちゃんとうみ
うさこちゃんとうみ 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
我が家では、うさこちゃんシリーズ春・夏・秋・冬の中では一番人気です。

最初におとうさんが誘って、うさこちゃんが賛同する、「どうぶつえん」と同じパターンです。
他の人の姿のない海辺の様子に、父と娘の濃密な時間が窺えます。

我が家の子ども達が必ず止まるページは、うさこちゃんが拾った貝が紹介されるところです。必ずひとつひとつ指差し確認し、自分の口にぱくっと入れた子もいました。

私がなんだか気になるのは、うさこちゃんが海水パンツをはいているところ。あれ?うさこちゃん、どうして?と不思議でした。おまけに後ろのページでは、おとうさんが水着を着ているし。
でも、だんだんこれがこの本の味であるように思えてきてしまい、今では、うさこちゃんが水着を着ていたらこの本に対する愛着も半減するだろうとまで思っています。
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自信を持っておすすめしたい 次の展開を想像できる楽しみ  投稿日:2006/03/24
まどをトントントン
まどをトントントン 作: いわもと かずひろ
絵: なかの ひろたか

出版社: 福音館書店
ちえちゃんとおとうさんが動物の絵本を読んでいます。
ちえちゃんが、開いたページの動物の好物が家にあると言う度に、窓をトントンして動物たちがやってきます。

口止めされても、つい口を滑らしてしまうちえちゃんとおとうさんの会話が楽しいです。ちえちゃんが口を滑らしてしまうと次は何の動物がやってくるのかわかるので、読んでいる子ども達は、「くるぞ、くるぞ」とワクワクし、ページいっぱいに動物が現れると、「きたー!」と大喜びなのです。

動物の紹介、繰り返し、次が予想できる楽しみ、自分が予想した動物が出てきたら怖い!どうなるの?というドキドキハラハラなど、子どもの喜びそうな要素がぎっしり詰まった絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 最後の3ページで輝く絵本  投稿日:2006/03/24
ひな
ひな 作・絵: 瀬川 康男
出版社: 童心社
別冊太陽『この絵本が好き!(2004年出版分)』の日本の部で上位にランクインしていたので、借りてみました。
松谷みよ子さんとのコンビでお目にかかることの多い瀬川康男さんが、文章も書いているということで興味がありました。

1ページに少しの文、繰り返しの展開など、とてもわかり易く、小さい子が初めて他の生き物に出会った時の戸惑いや興味がよく描かれています。多分対象は0歳から1,2歳なのでしょう。
実は、私は読んでいくうちに少し飽きてきて、途中から「ハイハイそうですか」というちょっと投げやりな感じでページをめくっていたのですが、最後の文が載っているページになった途端、やられました!心臓がきゅっとなるくらい、「私」のひなに対する愛情を感じてしまったのです。
私にとってこの本は、最後の3ページで燦然と輝きます。

我が家の子ども達には時期を逃してしまいましたが、2歳くらいまでのお子さんがいる方は、是非読んであげてください。そして、お子さんと二人でいっぱい感動して欲しいですね!
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なかなかよいと思う いろいろな読み方が楽しめます  投稿日:2006/03/24
あな
あな 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 福音館書店
日曜日に「なにもすることがなかった」ので、穴を掘り、穴に入り、穴を埋めた、とそれだけの話。
でも、大人が読むとなんだか妙に哲学的な匂いがします。

見開きページの半分以上が土の中の描写なので、単純にどんどん深くなっていく穴を楽しむことも出来ますし、穴を掘る時と穴に入っている時に、主人公のひろしが会話する人の順番や内容が同じことを楽しむことも出来ます。
そこに人生論のようなものを読み取ってフムフムと頷くことも出来ます。
そして、我が家の子ども達は土の中でトンネルを掘る芋虫の軌道をずっと追いかけていました。そんな楽しみ方もあります。

読む人によっていろいろな読み方が出来る不思議な絵本です。
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絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

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