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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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なみ@えほん

その他の方・60代・大阪府

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なみ@えほんさんの声

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なかなかよいと思う みんな、仲間だ。  投稿日:2016/04/28
カボちゃんのえんそく
カボちゃんのえんそく 作: 高山栄子
絵: 武田 美穂

出版社: 理論社
 カボちゃんたちの初めての遠足です。タマとピーマンは、遠足でもいじわるや いたずらばかり。そして、調子にのっていたら、大変なことになってしまいます。崖から落っこちそう〜。さらに、みんなで、そ、遭難!?

 こんな時に頼りになったのは、優等生のハクサイくん。そして、根拠はないけれども、「なんとかなる!」という変な自信。この自信がけっこう大事なんですよね。

 なんだかんだと、ドタバタしながら、こうやって、みんな一緒に育っていくのだなぁ〜と思いました。この先の 彼らの成長が楽しみです。
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なかなかよいと思う あれも これも おにぎりの具になる。  投稿日:2016/04/27
にっぽんのおにぎり
にっぽんのおにぎり 著: 白央 篤司
出版社: 理論社
 美味しそうな「おにぎり」がたくさん!

 各都道府県の、その土地ならではの食材、食べ物を具にしたおにぎりが次から次へとでてきます。あまり縁のない食べ物も、おにぎりの具という形をとることで、より身近に感じられて、食べてみたくなります。日本の食文化の豊かさが、写真と説明文から感じられました。さりげなく その土地の場所が日本地図で示されているのも分かりやすくて良いです。

 ただ、「にっぽんのおにぎり」というタイトルから すぐにこの内容に入るので、これらのおにぎりが、それぞれの土地で定番のおにぎりであるかのように思ってしまいます。内容に入る前に、この絵本のコンセプトが述べられている方が良いのでは?と感じました。

 それにしても、おにぎりは素晴らしい!具によって、まったく違う持ち味になる。携帯食として、いつでも どこででも食べられる。そして、なにより、美味しいです♪
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自信を持っておすすめしたい お茶目な 「ぱ行」  投稿日:2016/04/22
ぷっぷっぷ〜
ぷっぷっぷ〜 作: いしづ ちひろ
絵: くわざわ ゆうこ

出版社: くもん出版
 思わず笑顔になる赤ちゃん絵本。

 可愛い絵と一緒に、「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」の音の楽しさが伝わってきます。「そうかぁ〜、ぱ行の音って楽しいんだ♪可愛いんだ♪」と改めて思いました。

 大人も「ぱ行」の音を発するだけで、なんだか肩の力がぬけて楽しい気持ちになれそう。育児疲れのママにも、お茶目な「ぱ行」は良い効果をもたらしそうですよ。プレゼントにも最適!

 長女が初めて発した言葉は「パパ」。夫が言わせようと頑張りました!お父さんの顔を一心に見つめ、真似をして口をぎゅっと結んで、パッとあける娘。そうしたら「ぱー」とやさしい息の音が・・・。さらにもう一回、「ぱー」。これがイコール「パパ」かは怪しいところですが(笑)、とても印象深く覚えています。我が家の「ぱ行」の思い出です。
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自信を持っておすすめしたい こんな日がくるとはねえ・・・・・・  投稿日:2016/04/21
クリスマスイヴの木
クリスマスイヴの木 文: デリア・ハディ
絵: エミリー・サットン
訳: 三原 泉

出版社: BL出版
 大きく育つことができなかったモミの木は、クリスマスツリーとして買われることなく、お店の人に捨てられそうに・・・。その時、そこに居合わせた男の子が、そのモミの木を貰って、橋の下に帰っていきます。

 モミの木は ろうそくを飾ってもらい、橋の下で暮らす人たちや、通りがかりの人たちと一緒にクリスマスを祝います。モミの木は幸せで一杯!そして、幸運はまだまだ続きます。普通のクリスマスツリーがやがて燃やされてしまう中、この木は公園に植えられ、大きな木に育つのです。

 一見、不幸に思えることがあっても、思いがけない偶然が重なって、物事が好転していくことがあるのだなぁ〜と嬉しくなりますが、最初 読んだとき、男の子のことが気になって仕方がありませんでした。小さな可愛い男の子が、たった一人で、橋の下でホームレスの暮らしをしているのです。町は落ち着き、華やかなのに、そんな中、なぜ? モミの木は幸せになったけれど、男の子はこれでいいの?と。

 とても素敵な絵本なのに、作者は なぜ あえてこの設定にしたのだろう?と、心底嬉しい気持ちにはなれなくて、もやもやしていましたが、再度、よくよく最後のページをみると、「もしかしたら、モミの木を見上げているこの男の人は・・・!?」と思うようになりました。

 「こんな日がくるとはねえ・・・・・・」というモミの木の言葉。それは、自分のことだけでなく、あの男の子のことでもあるのではないでしょうか?そうだと信じたい、いいえ、きっとそうに違いない!と思います。

 おしゃれで温かみのある素敵な絵によるクリスマスの絵本です。
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自信を持っておすすめしたい きれいに着地  投稿日:2016/04/19
オレときいろ
オレときいろ 作: ミロコマチコ
出版社: WAVE出版
 ネコがテントウムシを追いかけているうちに、とてつもないエネルギー、きいろに遭遇します。ネコはきいろを無視できない。ちょっかいをかけてくるから。こちらからも追いかけたり、けっちらかしたりと、もう無茶苦茶!パワフル、エネルギッシュ・・・、そんな絵本です。でも、この絵をそんな言葉に押しとどめていいのか?という思いもでてくる とても勢いがある絵本です。そして、ネコの群青色ときいろの黄色がきれいです。

 自分を取り巻く、或いは自分の中にある制御できない とてつもないエネルギーの塊、きいろに翻弄されているオレは、まるで思春期の男の子のよう。そして、暴れたり、走ったり無茶苦茶した後で、さっと訪れる着地点。暴発とも思えるものすごいエネルギーも、時が来て 場を得たら、こんな風に違う形で結実するのだ、と最後、私の心もすーっと落ち着きました。前の見返しの真っ黒な木が、最後、きいろで満たされます。きいろは いのちの象徴のようにも思えます。

 長く読み継がれている絵本とは まったく違うタイプで、好き嫌いがあると思いますが、良かったです。 2015年、ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で「金のりんご賞」受賞作品。
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自信を持っておすすめしたい 靴のお直しの腕前を見てみたかった〜  投稿日:2016/04/18
おうさまのくつ
おうさまのくつ 文: ヘレン・ビル
絵: ルイス・スロボドキン
訳: こみや ゆう

出版社: 瑞雲舎
 町の靴屋さんが作った素晴らしい靴。あまりに素晴らしいのでみんなが褒めそやし、靴は自惚れ屋になってしまいました。そして、自分は「王さまの靴」にふさわしいと、ポッカ ポッカ ポッカ ポッカと、お城に向かいます。ところが途中でどしゃ降りの雨が降って、靴はびしょぬれの泥まみれ。そして、お城の中では、無茶苦茶なことをして追いかけられて、とうとう靴屋に逃げ帰ったのですが・・・。

 擬人化された靴はまるで、元気ないたずらっこみたい。焼きたてのアップルパイ踏んづけたり、白い毛皮のコートを泥だらけにしたりする場面ではハラハラしながら読みました。読んでもらっている子どもたちは「だめだよね〜このくつ」と思いながらも、一方で、半分は靴に感情移入してしまうのでは?ハッピーエンドになって良かった!子どもの心をひきつけるお話だと思います。

 コミカルなお話と、ルイス・スロボドキンの軽やかで動きがある絵がとてもマッチしています。

 くたびれた靴は、皮が柔らかくなって確かに履き心地は良いですが、でもせっかくだから、王さま、靴屋さんに直してもらったらいいのにナ・・・と思った私です。どこまできれいにできるのか、靴屋さんの腕前を見てみたかった!
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自信を持っておすすめしたい 「みどりのゆび」を持った 素敵な女性  投稿日:2016/04/17
木のすきなケイトさん
木のすきなケイトさん 文: H.ジョゼフ・ホプキンズ
絵: ジル・マケルマリー
訳: 池本 佐恵子

出版社: BL出版
 北カリフォルニアで育ったケイトは木が大好き。葉っぱでたくさん遊びました。学校では科学や生物の勉強が大好き。19世紀の この時代、女の子が科学の勉強をすることは稀でしたが、ケイトは大学にも行って学びました。

 南カリフォルニアのサンディエゴで働き始めたケイトでしたが、この町には木はほとんどありません。ケイトは専門家らしい知識を駆使して、町に木を植え始めます。 

 サンディエゴは、今では緑でいっぱいの美しい町だそうです。おはなしの中では淡々と描かれていますが、19世紀、女性が大学で科学を学び、さらに 赴任した地で、率先して町を変えていくことは大変なことだったのではないでしょうか。

 調べてみると、ケイトが大学を卒業した1881年は、朝ドラで有名になったあさちゃん、広岡浅子が炭鉱事業を始める少し前です。アメリカでも日本でも、女性が「女性」という枠に押し込められることなく、自分らしく生きようとし始めた、そんな時代だったのですね。

 大好きな一筋の道を歩み続け、乾いた町と人々の心に 緑で潤いをもたらした実在の人物、ケイトのおはなしです。明るい緑、深い緑、そして木の幹の茶色が調和した とても素敵な絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 大好きな幼年童話  投稿日:2016/04/17
すずめのおくりもの
すずめのおくりもの 作: 安房 直子
絵: 菊池 恭子

出版社: 講談社
 四月、入学式の季節に読みたい幼年童話です。

 谷あいの町のちいさな豆腐屋さんは、月に一度のお休みの日に、朝早くから起こされてしまいました。店のガラス戸の前にいるのはたくさんのすずめたち。湯呑み茶碗一杯ほどの大豆を差し出し、これで豆腐を作ってほしいというのです。子すずめたちの入学式のお祝いに使うから・・と。

 豆腐でお祝い?どういうことなのかな?という好奇心とともに読み進みました。子どもたちの入学をお祝いしたいという大人のすずめの気持ち、それに応える豆腐屋さんに温かい気持ちになりました。そして、すずめたちは礼儀正しく豆腐屋さんにお礼をします。とても可愛くて素敵なお礼です。このお礼で、謎?がとけるのです。

 短いおはなしですが、完成度が高いです。可愛い挿絵もお話にぴったり。大好きな本です。絵本から読み物に読むものが変わっていく年頃の子どもたちに、ぜひ!!
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自信を持っておすすめしたい 人生の始まりは、冷戦とともに  投稿日:2016/04/13
かべ―鉄のカーテンのむこうに育って
かべ―鉄のカーテンのむこうに育って 作・絵: ピーター・シス
訳: 福本 友美子

出版社: BL出版
 ピーター・シスさんの自伝的絵本。シスさんは、1945年から始まった冷戦の頃に東側陣営のチェコスロバキアで生まれました。その後、どのような環境の中で育ってきたか、生きてきたかが描かれています。

 自由や人権がいかに貴いか、そして、どれほど容易く それらが踏みにじられていくかがわかります。そして、為政者がどんなに自由を禁じても、人々はそれを求め、やがては手にしたことも描かれています。自由の息吹が入り込んでくると、世界は色づきます。色づいたり、でもまた、黒と赤の世界になったり・・・。いろんなことが繰り返されて、今があります。

 そう、壁は壊れました。壁はいりません。いつまでも自由と人権が守られる世の中でありますように。描きたいものが描ける世の中でありますように!

 ご自分が経験してきたことを、画家である自分ならではの方法で伝えようとした、力作の絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい イメージでとらえるゴッホの生涯  投稿日:2016/04/12
ゴッホ風がはこんだ色彩
ゴッホ風がはこんだ色彩 作: キアーラ・ロッサーニ
絵: オクタヴィア・モナコ
監訳: 結城 昌子

出版社: 西村書店
 少年時代から亡くなるまでのゴッホの生涯を追った絵本です。

 溢れるばかりの絵の才能と情熱、そして、激しい気性。その中で苦悩するゴッホの姿が描かれています。そして、そんなゴッホを見守り支える弟、テオの存在の温かさも・・・。

 絵はとても個性的です。絵を描いたモナコさんの頭の中に湧き上がる、ゴッホの生涯の様々な場面での 様々なイメージが絵になっているという感じです。ゴッホの、そしてモナコさんの思いが伝わってくるように感じました。

 作中、「風」が、ゴッホの人生の節目節目で言葉を発し、ゴッホの人生を進めていきます。こういう心の中の声に突き動かされるように、ゴッホは生きていったのかもしれません。

 ゴッホが好きな人はもちろん、絵画全般が好きな人に、おすすめの絵本です。
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