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きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと

きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!

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あんれい

ママ・50代・静岡県、男の子20歳

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自己紹介
もともと本が大好きだったので、息子が生まれたのをきっかけに絵本の世界を楽しんできました。
今ではその息子が絵本から児童書の世界に移行しているので、それにつれて私も、久しぶりに再び児童書を手に取り始めました。
児童書にも楽しいものがたくさんありますね。

あんれいさんの声

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自信を持っておすすめしたい お魚豆知識の宝庫です  投稿日:2010/02/04
さかなをたべる
さかなをたべる 作: なかの ひろみ まつざわ せいじ
絵: 友永たろ

出版社: アリス館
絵本・すいぞくかんシリーズの1冊です。
こちらは、タイトルどおり「食べる」視点から魚を見た、ちょっと面白いお魚図鑑絵本です。

普段は切り身でスーパーやお魚屋さんに並んでいることが多い身近なお魚達、タイ、イワシ、マグロ、アジ、ブリ・・・などがとりあげられています。
その姿や食べ方、いろんな豆知識が盛りだくさんです。
カツオから鰹節をつくる方法や、鮎の塩焼きのかっこいい(笑)食べ方など、息子は読みながら「へぇ〜!!」と感心していました。
もちろん大人の私にもとても面白く読めました。

絵本の体裁ですが、字が小さく文章量も多いので、自分で本を読めるくらいのお子さんにお勧めです。
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自信を持っておすすめしたい 考えさせられました  投稿日:2010/01/29
オタマジャクシのうんどうかい
オタマジャクシのうんどうかい 作: 阿部 夏丸
絵: 村上 康成

出版社: 講談社
オタマジャクシの学校で、一人だけ、不慮の事故で尻尾がとても短くなってしまったオタマジャクシがいます(タマちゃん)。
尻尾のせいで泳ぐのがとても遅いタマちゃんのことを思って、他の生徒たちが運動会本番では特別扱いをすることに。
でも肝心のタマちゃんは特別扱いしてほしくなかったのですが、皆が自分のことを考えてくれたと思うと、そうも言い出せず・・・。

他のみんなと違う部分がある人。ハンディキャップがある人。
もちろん、どんな人でも楽しく幸せに暮らせるような気遣いは必要。
でも、特別扱いすることが必ずしもいいとは限らない。
オタマジャクシ学校の先生が言った「大切なのは相手の気持ちになって考えること」という言葉。まさにそのとおり。
でも、子ども達がタマちゃんのことを考えてこれが一番いいと思った策が、特別扱いだったんですよね・・・
タマちゃんがとった行動によって、他の子ども達もきっと「人の気持ち」についてもう一度考え直すことができたのかなと思います。

いろいろ考えさせられながら読み進めたこの本、ラストで、ほっ。とさせられました。

5歳の息子にどこまでこのストーリーの深さが理解できたのかはわかりませんが、読み終えたらなんとなくしんみりしていたので、感覚的には思うところがあったのかな、と思います。
もう少し大きくなってまた読んでもらいたい本です。
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自信を持っておすすめしたい こどもの味方!  投稿日:2010/01/29
おつきさまのやくそく
おつきさまのやくそく 作・絵: いとう ひろし
出版社: 講談社
大好きないとうひろしさんの本ということで手に取りました。

夜、ひとりぼっちでお留守番をしている「ぼく」のところに、なんと《おつきさま》が遊びに来てくれました!
明るく輝く頭のしたに、ちゃんと人間の体がついています(笑)。
楽しく2人で遊んだり、ごはん食べたり、お風呂に入ったり。。。
おつきさま、「ぼく」よりも子どもっぽい一面があったり、とてもユニークです。

そして「ぼく」が寝る前におつきさまがしてくれたお話。
「ぼく」は寝てしまって途中までしか覚えてないのですが・・・
その続きは、思いもかけない人から教えてもらえます。

ラストシーンで、そういうことだったのかーーー!と気づきます。
世代を超えて、おつきさまは子ども達の味方なんですね♪
子どもにしか感じられないものってあるのでしょうね。

パパと子ども、2人の暖かい関係が感じられます。
ぜひ、パパにも読んでもらいたい本です。
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自信を持っておすすめしたい 信仰とは  投稿日:2010/01/29
ちいさな曲芸師 バーナビー
ちいさな曲芸師 バーナビー 作・絵: バーバラ・クーニー
訳: 末盛千枝子

出版社: すえもりブックス
バーバラ・クーニーさんの絵本が大好きで、こちらでこの本のことを知り、さっそく入手しました。
何百年ものあいだフランスで語り継がれてきた「聖母マリアの曲芸師」というお話を、バーバラ・クーニーさんが新たに絵を付けて新しい解釈のもとに書いた絵本ということです。

絵本の中には、中世の空気が流れています。
街並みも、お城も、修道院も、中世の石造りの建物です。
そして、お話の中を貫くのは、敬虔なキリスト教徒の教え。

以前フランスに住んでいたとき、このお話に出てくるような修道院をいくつも見ました。決してきらびやかではない、質素・堅実な雰囲気のがっしりした建物たち。
そのときに感じた気持ちを、この絵本をみて思い出しました。

バーナビーの神様への祈りはいっぷう変わっていました。
でも、形は違えど神様を心から信じ敬う気持ちは、他の修道士たちと一緒なんですよね。
信仰とは形ではなく、心なんだということですね。

宗教を持たない日本人にはなかなかぴんとこないお話かもしれません。
でも、いろんなことを感じ取ることができる絵本だと思います。
絵本という形ですけれど、これは大人向きですね。
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自信を持っておすすめしたい 面白い2人  投稿日:2010/01/28
はじめまして
はじめまして 作・絵: 五味 太郎
出版社: ブロンズ新社
登場するのは、子どもが一人と、不思議な動物?が一人。
この2人の会話でお話が進むのですが、さすが五味さんの絵本、一筋縄ではいきません。
いきなり最初の会話から不思議です。

「はじめまして!」
「なにいっているんですか いつもあっているくせに」

微妙な敬語使いといい、ちょっとよそよそしい感じなのですが、そのあとテンポよく続く会話をみていると、実はすごく仲良しなんですね。
最後に2人が言い合う言葉が、とても温かいです。

途中で出てくるクイズ、答えがなくてあれれ?と思っていたら、一番最後にちゃーんと用意されてました。

いろんな解釈が出来そうなお話、でも単純に楽しめるお話でもありました。
やっぱり五味太郎さんの絵本、いいですね♪
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自信を持っておすすめしたい 禅の心を持つパンダ  投稿日:2010/01/28
パンダのシズカくん
パンダのシズカくん 作・絵: ジョン・J・ミュース
訳: 三木 卓

出版社: フレーベル館
3人きょうだいと仲良くなったパンダのシズカくん。
彼は、禅の心を持ったパンダだったのです!
シズカくんのお家に、きょうだいが一人ずつ遊びに行きます。
シズカくんはそれぞれ違うもてなし・遊びをしてくれて、一人にひとつずつお話をしてくれます。
昔話・・・というよりは仏教説話のようなお話ですが、ここではなんとも場合にぴったりで、心にしみいるようです。

作者は東洋思想に造詣の深いアメリカ人。
外国人は、東洋・禅の世界についてこんなふうに思っているんだな、ということもなんとなく読み取れたりします。
日本人としては、シズカくんが話してくれるお話は全部すぐに納得できることばかりですが、これは西洋人的には不思議な考え方なのかもしれませんね。

大人が読んでも楽しめる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい マフラーと巡る一年間  投稿日:2010/01/27
ばばばあちゃんのマフラー
ばばばあちゃんのマフラー 作・絵: さとう わきこ
出版社: 福音館書店
5歳の息子が大好きなばばばあちゃんシリーズ。
今回は、タイトルにもあるマフラーが大活躍です。
マフラーということで冬のお話と思いきや。
スタートは確かに冬なんですけれど、ページをめくるたびに季節が徐々に変わっていくのです。
あれ?と思って、もう一度最初から戻って確かめてみると、どうやら見開きごとに1ヶ月ずつ進んでいるようですね♪

全く季節はずれの真夏であっても、ばばばあちゃんのマフラーは活躍しています。
これがばばばあちゃんのすごいところかもしれませんね(笑)。

最初にお月様にプレゼントすると約束したマフラー。
あれはどうなったのかな?と思っていたら・・・ラストでうまくお話がまとまっていましたよ。
最後の気持ち良さそうなお月様が可愛いです。

ばばばあちゃんの豪快さがとても楽しいシリーズです。
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自信を持っておすすめしたい こう答えるとは!!  投稿日:2010/01/27
ねぇママ、どうしてきょうりゅうはがっこうへいかないの?
ねぇママ、どうしてきょうりゅうはがっこうへいかないの? 作・絵: カンタン・グレバン
訳: スギヤマカナヨ

出版社: らんか社
子どもの繰り出す突拍子もない質問、ありますよね。
そんなときにどう答えるかがなかなか悩ましい。

この、ママならみんな経験しているであろう問答をそのまま絵本にしたようなお話です。
でもね。。。このママは、なかなかやりますよ!!

「ねぇママ、どうしてワタリドリはいろんな国へ飛んでいくの?」
という質問だったら、普通は「この国の冬は寒いから、もっと暖かい国で冬を過ごすためよ」みたいな回答をしちゃいますよね??
でも。違うんです。
どんな回答かは。。。ぜひ絵本をごらんください。
またこの挿絵が秀逸です。見事に回答が表されていて、くすっと笑ってしまうことうけあいです。

ほんとに自分のママがこんなナンセンスな答えを返してきたら子どもはどう思うのかなと、ちょっと心配になりますが(笑)。
絵本を読むぶんには、この珍回答振りをこころゆくまで楽しめます。
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自信を持っておすすめしたい 標識好きなお子さんに♪  投稿日:2010/01/26
さんぽのしるし
さんぽのしるし 作・絵: 五味 太郎
出版社: 福音館書店
子どもって、ある時期標識とかマークに興味を持ちますよね。
その子どもの気持ちをうまくすくいあげてくれる絵本です。

うさぎさんが散歩に出かける道々で、いろんな【しるし】に出会います。
このしるしは、道路標識のような形で道端に立っていて、絵はシンプルなシルエット。
このしるしがユニークなものばかり!
歩きながら次々にトラップにはまっていくうさぎさん同様、読み手もなんのしるしなのかは、ページをめくって初めてわかります。

おっちょこちょいな?うさぎさんも、ラストでは・・・!
表紙、裏表紙にも答えが載ってない【しるし】が書いてあるので、読み終わった後も「これはなんだろう?」と楽しめます。

五味太郎さんのほんわかした挿絵も素敵です。
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自信を持っておすすめしたい 繰り返しでもりあがります  投稿日:2010/01/26
とんとんとめてくださいな
とんとんとめてくださいな 作: 小出 淡
絵: 小出 保子

出版社: 福音館書店
幼稚園での読み聞かせに使った絵本です。

森で道に迷ったねずみたち。
近くにあった家のドアをノックして泊めてもらおうとするのですが、住人は不在。
しかたないので勝手に(!)入れてもらってベッドにもぐりこむのですが、そのとき、誰かがドアをノックします・・・

同じことが繰り返されてお客さんが増えていくところが楽しいです。
部屋の中の細かい描写も、しっかり書かれていて面白いです(お客さんたちが増えるにつれて、どんどん玄関先に荷物が溢れていくところとか)
ベッドがぎゅうぎゅうになったところで現れた不審な黒い影・・・

子どもはかなりどきどきしちゃう展開です。
が、ラストはほっと和めるハッピーエンド。
あーよかったね、と本を閉じられる楽しいお話です。
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