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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい フィリピン セブ島のクリスマスのお話  投稿日:2010/12/05
ぼくのママが生まれた島 セブ―フィリピン
ぼくのママが生まれた島 セブ―フィリピン 作: なとり ちづ おおとも やすお
絵: おおとも やすお

出版社: 福音館書店
 こちら雪国では羨ましい表紙絵を見て、あったかい国のお話もいいなぁ〜、と手に取りました。
 読んでビックリ!
 なんと、フィリピン セブ島のクリスマスのお話でした。
 
 『クリスマスまであと九日−セシのポサダの日』と同様、他国のクリスマスを知る事ができました。

 大友先生がセブ島で1年間暮らしたご経験と、新潟県上越市に嫁いでいるフィリピン出身の花嫁さんのいるご家庭数家族への取材に基づいて、作られた作品だそうです。

 主人公しょうたくんのママの故郷セブ島へ、新潟で米作りをしているしょうたくん一家(両親と妹めぐみさん)が、クリスマスの数日前からでかけ、セブ島の家族や親戚が集まる日本のお正月のような賑やかなクリスマスを過ごし帰って来るまでのお話です。

 スペインの植民地時代に入ったカトリック信仰は、メキシコと同様のピニャータ割りのゲーム(セレモニー)も行われていて、『クリスマスまであと九日−セシのポサダの日』とお話も繋がります。
 世界中に、ピニャータ(ピニャタ)割りをしているところは、もっとあるのでしょうね。

 クリスマスの過ごし方はもとより、セブ島の歴史・文化について丁寧に書かれており、中高生にも読み応えがあると思います。

 しょうたくんのママが、持参した新潟のお米で作り振舞ったカレーライスを現地の人と食べるページに、しょうたくんのママは食文化の国際交流の架け橋になってくれているんだなと思いました。

 巻末には〈すこし くわしく〉のページもあり、冬のないフィリピンでは、日本の冬休みにあたる学校の長期休業は「クリスマス休み」と呼ぶ事に、息子は「そっか〜、冬がないのか〜」としみじみ呟いていました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい この作品も、きっと紅茶が使われてますね  投稿日:2010/12/02
ローズのにわ
ローズのにわ 作・絵: ピーター・レイノルズ
訳: かとう りつこ

出版社: 主婦の友社
 レイノルズさんの「てん」が、水彩絵の具と“紅茶”で描かれたことを知り驚きました。
 この作品も、きっと紅茶が使われてますね。
 
 ティーポットを船にして、世界中を旅する夢をかなえたローズ。
 行く先々で、訪れた記念に花の種を集め旅をし、種がいっぱいになり自分の庭を作ろうと思っていた時に立ち寄ったコンクリートだらけの大きな町。 
 ぽつんと土がむき出しになっている色のない場所を見つけ、・・・。

 えっ、こんな場所に?
 もっと良い場所はたくさんあるんじゃないの?
 なんて、読み進めていたら、花の種までアクシデントに見舞われて、ハラハラドキドキでした。

 種が芽を出すのを辛抱強く待つローズの花への信頼と愛。
 紙の花を差し出すこどもたちの愛。
 そして、本物の開花。
 
 花の色が加わっていく後半は、読者の心を動かすこと間違いありません。

 紙の花も本物の花も見分けがつかない美しさです。
 きっとそれは、どちらも“愛”だからでしょうね。
 そう、全てが“愛”でした。

 ローズは素敵な終の棲家を見つけ、自分の庭を作ったのですね。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい おもちゃの与え方を再考させられる一冊  投稿日:2010/12/02
うわさのようちえん あきばこの うわさ
うわさのようちえん あきばこの うわさ 作・絵: きたやまようこ
出版社: 講談社
 軽い気持ちで読んで、ドキリとさせられ、目からうろこでした!
 
 既成のおもちゃがたくさん出回っている昨今、子どもたちにとって空き箱も素敵な遊び道具になるんですね。
 
 箱の形を堪能し、その中にもの(どんぐり)を入れると、入っているものは同じなのに様子が違って見える。
 こんな鑑賞の仕方は大人の感性では捉えられませんね。
 もちろん、ドングリ拾いも楽しい遊び。

 そういえば2歳の頃、息子のお気に入りは木製のサラダボウルにおもちゃを詰め込み出す作業でした。
 しっくりおもちゃが収まったり、組み合わせによっては収まり切れなかったり。
 繰り返しこれを続ける息子に「よくも飽きずに・・・」と思っていましたが、翌日にはコロコロ車の車輪のように転がし、さらに翌日には頭にかぶり、日毎に遊びの数が増え、サラダボウルで遊ぶ時間はだんだん長くなっていましたね。
 ああいう時間が子どもたちにとって大切なんでしょうね。

 みどり先生の「いろんな あそびかたを みつけられる こは、いい こ」っていう言葉が印象に残ります。

 登場する園児のキャラクターもそれぞれ個性的で可愛いです。

 小さいお子さんのみならず、子どもたちと接している大人の方へもお薦めします。
 
 おもちゃの与え方を再考させられる一冊でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 可愛い冒険を覗けて心がほぐれました  投稿日:2010/12/02
へっちゃらへっちゃら
へっちゃらへっちゃら 作: ジョン・サブロー
訳: いまえ よしとも

出版社: BL出版
 タイトルと訳者今江祥智先生の名に興味を持ち手にとりました。

 主人公の男の子が、いなくなった飼い犬を見つけるまでのお話です。
 愛犬がいなくなった時に見た(気がする)怪獣。
 そいつに食べられちゃったんじゃないかと、愛犬の足跡を頼りに追跡の大冒険へ。
 先々でどんなものが出てこようが、「へっちゃら へっちゃら」って自分に言い聞かせ前へ進む主人公。
 その想像の障害たちの退治法も愉快!愉快!
 あらいぐまの帽子をかぶって追いかける姿もなんか面白い!

 ラストの“めでたし めでたし”にクスリとして、この可愛い冒険を覗けて心がほぐれました。

 カバー折り返しの今江先生のコメントも、楽しく読めました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい も〜、感動の台詞でした  投稿日:2010/12/02
ごきげんなライオン たのしい空のたび
ごきげんなライオン たのしい空のたび 作: ルイーズ・ファティオ
絵: ロジャー・デュボアザン
訳: 今江 祥智 遠藤 育枝

出版社: BL出版
 初版が1967年のこの作品が、日本では今年初版ということで、作者ご夫妻がお亡くなりになっていても“ごきげんなライオンくん”に再会できて感激です。

 季節は夏、ごきげんなライオンくんとフランソワくんは海へ出かける事にしました。
 町でとっても有名なライオンくんなので、動物園の外で見かけたって誰も驚きはしないだろうと出発するのですが、駅の切符係りの人にもバスの運転手さんにも、「・・・、そりゃ、いけないという きまりは ないけれどね。いいという きまりもない。・・・」と断られ、前途多難な旅立ちでした。

 ヒッチハイクで、親切なご婦人の車の上にのっかり、たてがみをなびかせごきげんな様子のライオンくんに大笑い。
 さてこれで順調に海まで行けるのかと思いきや、職責を全うしようとする実直なおまわりさんに捕まって、・・・。

 どこで海が出てくるのかという長い長い旅でした(笑)。
 
 気球に一人もとい一匹取り残されるライオンくんが、フランソワくんと別れる心細さを口にするのかと思ったら、も〜、感動の台詞でした。
 やっぱりごきげんなライオンくんは、並のライオンではありませんでした。
 気品漂う心やさしいライオンでした。
 
 イヌイットのみなさんにも歓待されたし、海を堪能できて良かったですね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい この結婚の結末こそ・・・、本当の地獄・・  投稿日:2010/12/02
ダンスのすきな悪魔
ダンスのすきな悪魔 訳: 池田香代子
出版社: 宝島社
 キャシーは村一番のとても可愛い女の子。
 彼女自身も自覚しているらしく(笑)、お婿さんはちょっとやそっとの人では嫌。
 特別な男性の出現を待っているようです。
 ここまで読んで、私はお友達になれそうもないタイプの女の子だな〜なんて思いました。
 
 さて、そのキャシーが楽しみにしている年に一度のお祭りの日、運命の出会いがありました。
 ダンスの上手い悪魔を気に入ったキャシーは地獄へついていき、・・・。

 地獄へ行ったキャシーの強引なまでの仕切り振りに翻弄される悪魔たちが愉快です。
 
 この結婚の結末こそ悪魔にとっては、本当の地獄だったりして・・・、なんて考え大笑いでした。
 
 独特なキャラクターの描き方をはじめ、人間界と地獄界の色の使い分けが素敵です。
 長閑な農村風景もどこかここ惹かれました。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい その場に私も招かれたような臨場感で・・  投稿日:2010/12/02
クリスマスまであと九日−セシのポサダの日
クリスマスまであと九日−セシのポサダの日 作: マリー・ホール・エッツ アウロラ・ラバスティダ
訳: たなべいすず

出版社: 冨山房
 サンタさん中心のクリスマス作品はたくさん読みましたが、異国のクリスマスの過ごし方を描いた作品というのは珍しいですね。

 メキシコのクリスマスの前からの様子を主人公のセシちゃんと一緒に楽しみました。

 メキシコはブラジルに次いで世界で二番目にカトリック人口(89%)が多い国です。
 また、メキシコのカトリックは、もともとメキシコに存在していた先住民(インディオ)の信仰と融合したカトリックとしても知られています。

 クリスマス前からの準備の様子や人々のワクワク感が伝わる描写や、セシのポサダ当日の丁寧なセレモニーの描写まで、その場に私も招かれたような臨場感で楽しめました。
 
 特にピニャタ割りが、この国の子どもたちにとってことのほか楽しみな事であることも理解できました。

 ピニャタの中のお菓子やコインよりも、初めて自分のピニャタを買ってもらい、割られることを嫌がるセシの可愛い涙もいとおしかったです。
 やはり、エッツさんならではの見逃さない子どもの言いようもない魅力的な表情の瞬間が描かれていました。
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自信を持っておすすめしたい  是非、音楽と一緒に  投稿日:2010/12/01
プロコフィエフのピーターと狼
プロコフィエフのピーターと狼 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 評論社
 1936年、作曲家セルゲイ・プロコフィエフにより台本はロシアの民話を基に彼自身が書き、ナレーターつきの「子供のための交響的物語」として作曲された作品です。

 佐野先生の手により描かれたこの作品は、ユーモラスな文と農民の子ピーターの素朴ながらたくましさの伝わって来るものでした。
 音楽を流しながら読み、読後再び音楽だけを楽しみながら、場面場面を思い返すという楽しみ方もあると思います。

 「狼が来る!危険だ!」と日頃祖父から注意を受けていたピーター。
 ついに、狼の悪行を目にし、小鳥の協力のもと、見事に狼を生け捕りにするという内容ですが、ページを捲りながらが興奮が高まっていくストーリーに、お子さんも夢中になると思います。

 生け捕り後のおじいさんの台詞がなんとも愉快です。
 さらに、ラストのあひるの台詞が、読者にシニカルな笑いを誘うもので「佐野先生らし〜い」とうなってしまいました。

 是非、音楽と一緒にお楽しみください。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 「ヒェ〜〜〜、コワッ!」  投稿日:2010/12/01
ねこのおんせん
ねこのおんせん 作: 別役実
絵: 佐野 洋子

出版社: 教育画劇
 佐野先生の訃報を知り、図書館で未読の作品を捜していました。
 この作品は絵のみの担当ですが、別役先生の文がとっても佐野先生の絵とマッチしていたので、借りてきました。

 志賀直哉の「小僧の神様」を読んでいる息子の横で、「フフフフ・・・」と笑っていたら、奪われました。
 「この人、猫の絵が多いね」なんて言いながら読んで、「ヒェ〜〜〜、コワッ!」
 「凄い話だ。考えられないよ〜。」と大笑い。
 小さい子には、少々刺激が強すぎるかもと、親子で意見が一致しました。
 
 アンテパン温泉の評判を聞き、愛猫タガールを連れて行こうとするナガールさん。
 温泉までの厳しく険しい道もなんのその、タガールを背負ってやっと着きました。
 ところが、ついてビックリ“お弁当持参で来ること”の注意書きを読まずに来たものだから・・・。

 あとは読んでのお楽しみということで。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい こんなエンディングが実現できるよう・・・  投稿日:2010/12/01
地球というすてきな星
地球というすてきな星 作・絵: ジョン・バーニンガム
訳: 長田 弘

出版社: ほるぷ出版
 バーニンガムさんの作品の中ではメッセージが前面に強く押し出されている作品だと思います。
 1999年の「南紀熊野体験博」を記念して出版されたものだそうです。
 
 地球という星を何千年もかけて思いを込め作り上げた神は、本当にとことんくたびれきって眠ってしまい、そのまま何万年も眠ったきりでした。
 満足のいく出来映えに、きっと眠りも深くなったことなのでしょう。

 そして、ある日目を覚まし、地球という星が今はどんな星か二人の人間の子どもと共に見に行くことにしました。
 「なんてことだ」という神の驚愕と落胆の叫び。
 この世界を大事にするようにと人間をもっとも賢い生き物に造ったのに、ことごとく汚され壊されている世界。
 「・・・、何を、ぼくたちこどもはしなければならないでしょうか?」と神に問う子どもたち。
 神は数々のメッセージを残し、再び深い眠りに入ります。
 
 子どもたちは、でかけました。
 環境破壊の源へ、宗教間のもめ事の場へ、戦争の先頭に立っている人々のもとへ。
 そして、世界で何が起きているかちっとも気にしない人たちや、自分は何もしない人たちのもとへ。
 
 ここへきてドキリとさせられます。
 対岸の火事のような、今・今の事ではないというような、そのうちに賢人たちの知恵が寄せ集められきっと良い方向へ変わって行くんじゃなかろうか、人間はそんなに愚かじゃないという慢心や根拠の無い希望的予測を抱き私はこの年齢になってしまいました。
 確かに私も何もしない人なのかもしれない。

 この二人の子どもは、精力的に神のメッセージを伝え歩き、再び神が目覚め、地球を見にやって来て、・・・。
 
 痛いところをつかれる作品でした。
 こんなエンディングが実現できるよう、まずはこの絵本を子どもたちに紹介しましょう。

 高学年から作品の趣旨を読み取れるのではないでしょうか。
参考になりました。 0人

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