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鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」からセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。

どうしたら、こんな風に子どもたちが「あのねあのね」と素直な言葉をなげかけてくれるんだろう?と思いながら読みました。
ヨシタケシンスケさんのシンプルながら「これぞ!」という、まるで見てきたかのようなイラストが、解像度を何倍にも上げて伝えるワンシーン。子どもたちの、幼く言葉少ない表現ながら、読んでいる大人をあっという間に「あの頃」へとタイムスリップさせてしまう。そんな魔法がかった珠玉の1冊。
ページをめくるごとに、声を出して笑ったり、思わず涙したり、子どもたちのまっすぐな視線と言葉を追いかけながら心があたたまる時間を過ごしました。特別な出来事だけではなく、日々の些細な出来事ながら、抱きしめたくなるような思い出がいっぱい詰まっている絵本でした。
下の子が春から小学校へ入学します。「先生、あんな、俺な」っていっぱいいっぱい話しかけられるような、そんなクラスだったらいいなぁと思います。
それと同時に、私も子どもに、いつまでも素直なつぶやきを聞かせてもらえる大人でいたいなぁと願うのです。 (カオリンゴカモシレナイさん 40代・ママ 男の子12歳、男の子6歳)
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