仲直りって年を重ねるほど素直にはできないかなって思います。「ごめんね」「いいよ」のやりとりが、素直に心からできる子供たちが、ちょっとうらやましいな。でも、もっともっとうらやましいのは仲直りの後。何のあとくされもなく、涙がほっぺで光っていても、もう手をつないでにこにこ笑顔でいっしょに、心から楽しんで遊べるから。いじっぱりおおかみさんときつねの仲直りまでのすれちがいは、思わず泣きそうになります。だってこの思い、思い当たるよなあ・・・。こんなにこじれちゃったら、自分ではもうどうしようもないもん。だから、アリさんに感謝。裏表紙の言葉のない展開が、ほんとに感動。そしておおかみさんときつねのあのへんてこりんなうたも、うんうんそうだよねってうなずけます。