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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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ルートビア

ママ・30代・宮城県、男5歳

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ルートビアさんの声

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自信を持っておすすめしたい 宮西ウルトラがお気に入り  投稿日:2006/08/02
おとうさんはウルトラマン/おとうさんの休日
おとうさんはウルトラマン/おとうさんの休日 作・絵: みやにし たつや
出版社: Gakken
正直、うちの子供はウルトラマンに興味が無い。
昔は、大きすぎて、目の玉がない、どこをみているか分からない目が怖かったらしい。
私は、男の子というものは、みんなウルトラマンが好きなものだと思っていたので、大変驚きました。

けれど、宮西さんの、ウルトラマン絵本だけは別。
これって、どちらかというと、大人向け、パパ向け絵本だよね?と思う私とはうらはらに、
自分で読んではゲラゲラ、
私や、私の友人に読んでもらってはゲラゲラ笑っています。
やはり、宮西さんの描くウルトラマンの温かみが、息子の波長に合っているらしい。

この絵本は、ウルトラ父さん(ウルトラの父ではありません)の休日が描かれた絵本なのですが、
今まで読んできたウルトラシリーズの中では、より子供にも楽しめる部分が多くなっている気がします。
特に、息子は、「おとうさんのごはん」の回がお気に入りで、
「これ、何回も何回も作ってくれるの♪」と、
読んでくれた私の友人&その息子の前で、思いっきりネタばれしてくれました。(冷や汗)
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なかなかよいと思う ★5つにしたかった!!  投稿日:2006/08/02
かっぱたろうとさかなぶえ
かっぱたろうとさかなぶえ 作・絵: かつらこ
出版社: 新風舎
この絵にひかれて、図書館から借りてきました。

とにかく、この絵!!ひっじょーに味があって、とても素敵なんです。
面白いったら、ありゃしない。
一ページあたりの文字数が少ないのもいいですね。子供を引き込んで、この絵本の世界に、どっぷりと漬からせてくれます。
おまけの、さかなぶえの作り方のページも楽しいですね。

ただ…惜しむらくは、かっぱたろうの為に靴を取りに行ってくれた人間の男の子が、再登場しなかったこと。
なんだか、伏線を回収しきれないまま、絵本が終わったように感じてしまいました。
「靴は?」「くつは?」「くーつーはー?!!!!」
…読み終わったときの、私の気持ちです。

あまりにも素晴らしい絵と世界観なので、正直、★四つにするのが、大変惜しい作品です。
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自信を持っておすすめしたい 素晴らしい受け具合  投稿日:2006/08/02
まめうしのまんまるいふゆ
まめうしのまんまるいふゆ 作・絵: あきやま ただし
出版社: PHP研究所
まめうし君のシリーズに、大いにはまっているうちの息子。
その受け具合が、尋常ではありません。
笑いを隠し切れないようで、げらげらげらげら、声も高らかに笑います。
その声を聞くたび、「絵本の読み聞かせ」って素敵!と思うのです。

まめうしくんと、つぶたくん。寒い冬がきても、彼らは元気いっぱいに遊んでいます。
そんな中、動物たちは、冬眠の準備で大忙し。
くまのどんぐまくんが、冬眠中の栄養をせっせと取っているところでは、冬眠しない二人もガツガツリンゴをほおばります。
冬眠中必要な木の実を探す、りすのありすちゃんを手伝い、丸い食べ物をさがす二人。
あっと、それは、だんごむしに、うしのうんこだよ!!
ユーモラスで、実に子供受けのよい絵本です。
あと、まめうしくんのシリーズは、読み手としても、読みがいのある絵本です。
口調をちょっと変えたりしてみると、予想外に受けたりするので、読んでいてもとても楽しく、面白かったです。
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自信を持っておすすめしたい ありがとう、私の生命  投稿日:2006/07/31
アスカ
アスカ 作・絵: 司 修
出版社: ポプラ社
「ありがとう、わたしの生命」という始めの言葉と、
「ありがとう、わたしの生命」という終わりの言葉にひかれて、読みました。

私は、表紙と題名から、なんとなく外国が舞台のお話だと思っていたので、読んでみて、びっくりしました。
これは、「阪神・淡路大震災」のお話だったのですね。

絵を描くのが好きな、小学一年生の女の子、アスカ。
毎日夢を見て、夢の絵を描きます。
大きな橋。虹と白い馬、二つのおおきな花。
アスカは必ず夢の中で、「ありがとさん」といいます。
その言葉は、アスカのおばあちゃんの口癖。
ですから、アスカも、夢の中でそういうのでしょう。
ある日、アスカはおばあちゃんが橋に「ありがとさん」という理由を尋ねます。
おばあちゃんは涙をながしながらこう答えます。
「橋があなたを守ってくれたから」

淡々と書かれた文章が、余計に心に突き刺さります。
美しい絵が印象的ですが、
あるページは特に、記憶から離れません。

1月17日の、あの日。
私もアスカと同じ街にいました。
私の実家は山にありましたから、地震後の神戸が、すべて見渡せました。
あちこちから、火の手や煙が上がっているのが見え、あまりのことに、私はこれが本当のことだと、今一歩実感できずにいました。
私の隣で震えていた見知らぬ老人は、
「まるで、戦時中みたいだ」とたった一言いうと、押し黙りました。
その後、何時間も父と、食料の入った重いリュックをしょって歩き、知人を訪ねました。
私が歩いた道のそばで、いったい何人の人が亡くなったのでしょう。
その中には、アスカ、そしてアスカのお父さんお母さんのような方も、きっといらしたに違いありません。

ありがとう、私の生命。
この言葉の重みと深さを、ぜひ未来を生きる子供たちに知って欲しい。
私はそう思いました。
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自信を持っておすすめしたい 復刊希望!!  投稿日:2006/07/30
たぬき学校
たぬき学校 作・絵: 今井誉次郎
出版社: 講学館
これは、すでに絶版になっている児童書なのですが、あえてここでレビューを書きたいと思います。

この本に最初に出会ったのは、小学校1年か2年生のころだったと思います。
このお話には、たぬきの生徒たちと、ポン先生がすごす、日常が描かれているのですが、
ちょうど、この生徒たちと自分が、同じ年頃だったので、とても親近感が沸きました。
図書館の棚から借りて読んだのですが、それからというもの、読んでは返し、返しては読み。
いったいどのぐらい読んだのでしょう。今でも、この本が、図書室の棚のどこにあったか、ありありと思い浮かびます。

作者の今井さんは、長年教師をお勤めになったそうですが、なんとなく、そのことが分かります。
たぬきの生徒たち(ひいては子供たち)の気持ちが本当によく現れているのです。
教師の書く本、ということで、おとなしめで、お利口さんな教育的指導のたっぷりつまった本、と考える方もいらっしゃいますが、この本は違います。
実にユニーク、実に革新的。そして、大人視点ではなく、子供から見た世界をあらわしているのです。
長年子供に寄り添ってこられた教師でなければ、こういった本は書くことは出来ないでしょう。

この本が欲しくて、探してみたのですが、絶版になって久しいらしく、手に入りませんでした。
でも、どうしてもどうしても読みたくなって、図書館の書庫から出していただきました。
今読んでも、十分面白い!!思わず夢中になって読んでしまいました。

面白いところをピックアップしようと思っても、どれもこれも面白い。あるところでは、親近感が沸き、あるところでは、思わず尊敬の念を禁じえません。
大変にユーモラスで、読み手を飽きさせることなく、一気に読み上げさせる本です。

読んだ後、やっぱりこの本、欲しいなあ…とため息をついてしまいました。
幼稚園の息子には、まだ字が多いし、難しいのですが、紙芝居があるようなので、ちょっと探してみようか、と思います。
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なかなかよいと思う 民話  投稿日:2006/07/30
つるにょうぼう
つるにょうぼう 作: 矢川 澄子
絵: 赤羽 末吉

出版社: 福音館書店
いわずとしれた、民話です。
(佐渡島に伝わるお話だそうですね)

これをあらためて読んでみて、なんという切ないお話だろう、と思いました。
鶴が自分の羽を抜き、機を織るのが、なんとも壮絶で…
そして裏切られたときの鶴の胸中を思うと、背筋がぞくぞくするようなかんじがするのです。
もちろん、鶴の恩返しとかは、昔から知ってはいたのですが、子供の頃は、せいぜい「鶴かわいそう」ぐらいにしか思いませんでした。
民話は、大人になって読んでみると、別の味わい深さがあってよいのかもしれません。

昔の人はすごいですよね。
こんなお話を、考え付くのですから。
今日の作家のだれが、ここまで短い中に、いろいろなものを凝縮させたような話を思いつくでしょうか?

けれど、息子にとっては、さして興味があるお話ではなかったようで、
やっぱり「鶴かわいそう」ぐらいにしか思っていないのが、ありありでした。
(というか、しょっぱなのつるの怪我が生生しかったようで、あまりまともに聞いてくれなかったようです)
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自信を持っておすすめしたい ツボ!  投稿日:2006/07/30
おきにいり
おきにいり 作・絵: 田中 清代
出版社: ひさかたチャイルド
この絵本、子供にうけたのはもちろんですが、
大人の私のつぼに、思い切りはまってしまいました!

だって、何かと思うじゃないですか。
「おきにいり」というタイトル。
何がいったいお気に入りなんだか、と思ってページをめくると、
なんと魚の着ぐるみ!!
おお、なんというインパクトのある絵本。
確かに表紙には、魚が描かれているのですが、
まさか、この魚の中に、人間が入っているとは、思いもよりませんでした。

「きょうはぼく、ぴちぴちのさかなになっちゃって…」というたむくん。
魚の格好で、園に行きます。
猫や、おばさんたち、がみがみじいさん、お友達。いろんな人にあいますが、
本当に、この魚やそれをめぐる人々の表情や行動が面白い!
私なら…魚の口から思わず覗き込んじゃうかな?!
着ぐるみ嫌いの息子は、きっとまあちゃんのように大泣きでしょう。
絵本だから、面白がっていましたけどね。

爆笑というわけではないのですが、
つい、「うふっうふふふっ」とほくそ笑んでしまう、そんな絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 平積みの理由  投稿日:2006/07/30
そらまめくんとながいながいまめ
そらまめくんとながいながいまめ 作: なかや みわ
出版社: 小学館
息子が3才ぐらいの時に、夢中になった「そらまめくん」シリーズ。
本当にお気に入りで、何度も何度も読みました。

もうあれから2年近くになるかしら。
でも、本人は、やっぱり大好きだった絵本の事は、しっかり覚えていて、
久しぶりに図書館で目にして、「これ借りる!」と言いました。
もう何回も読んだから、話の筋もイヤというほど分かっているでしょうに。
でも、子供とお気に入り絵本って、親が入り込めないほど、太ーいつながりがあるのだろうな、と思いました。

ちょっぴりわがままなそらまめくん。
作者も、そこが気になっていたそう。
でも、この絵本では、そらまめくんの、人を思いやる気持ちがよく描かれています。
まさに、そらまめくんは、自分が一番、の幼児が、「他者への思いやり」に気づきはじめる姿そのもの。
作者の思いは、そのまま、親の気持ちでもあります。

でも、もちろん、この楽しい絵本は、お勉強だけのお話ではありません。
そらまめくんのベッドを使った、見ているだけで気分爽快の遊びの数々が描かれています。
こういうところが、子供をひきつけるのでしょうね。
本屋さんで、よく平積みになっている理由が、分かります。


(事務局注:このレビューは、「そらまめくんとながいながいまめ」こどものとも年中向き 2003年4月号(福音館書店)に寄せられたものです。)
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自信を持っておすすめしたい 遊びを楽しむ  投稿日:2006/07/30
あ 作・絵: 大槻あかね
出版社: 福音館書店
力を抜いて、楽しめる一冊です。

針金人形の繰り広げる世界。
これ、見る人によっては、「くだらない」で済まされる絵本かもしれません。
けれど、私は、そこに、作者の「遊びを楽しむ」姿勢を感じます。

この絵本を読んでいて、思い浮かんだ事があります。
それは、ある賞のこと。
私は、某デパートで毎年開催されていた、クリエイティブな発想を元に作り出した作品を競う賞のファンでした。
この絵本に登場するハリガネくんのような、いっけんとるにたらないようなものだけど、センスがピカリと光る、遊び心あふれた物たちが、数多く出品されていました。
何の役にもたたないような、ロボット。
確かに綺麗だけど、いったいこれは何に使うの?といったような作品。
明らかに、収納できる部分より、飾りの部分が大きい箪笥。
これは本当に座れるの?と思うような椅子。
けれども、どれもこれも、人の持つ創造力にあふれていて、温かみがあって、
私自身はこういったことを表現することには長けておりませんが、毎年どんな作品が出てくるのか、本当に楽しみにしていました。

けれども、毎年開催されてきたこのコンペが、いつの頃からか、2年に一回ぐらいの頻度でしか開催されなくなりました。
景気が低空飛行を続けているせいなのでしょうか?
(最近は少し上向いていますが)
確かに、生きるためには、遊びより、もっと優先させるべきことがあるのは分かっています。
けれど、こういった、遊びの部分が人の心から消えてしまうのは、やはり残念です。

こういった、人の心の「遊びを楽しむ」部分を呼び覚ます絵本、たくさん出てきて欲しい、と心から願います。
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なかなかよいと思う 落し物探し  投稿日:2006/07/30
うさぎのおるすばん
うさぎのおるすばん 作・絵: イ・ホベク
訳: 黒田 福美

出版社: 平凡社
最近、韓国の絵本をよく見かけるようになりました。
ここにも、「韓流」の流れがあるのかしら?

登場する絵本のうさぎ。ふくふくしていて、本当にうさぎ!というかんじがして可愛いです。
お留守番中のうさぎくん、日ごろやりたいと思っていたことをバンバンやってしまいます。
冷蔵庫をあさったり、マンガを見ながらポテトチップを食べたり、ローラーブレードで遊んだり。
みなさんお書きになっていらっしゃいますが、お菓子の袋のハングルや、チマチョゴリの登場に、「お、韓国」というのが垣間見えます。
やはり同じアジアなせいでしょうか、外国物とくらべ、あまり違和感無く入っていける絵なのですが、
ところどころで、「へえ」と思わせるところがあります。

息子はやはり、「うさぎの落し物」が気に入ったよう。
最後のページを読み終えてから、他のページの「落し物」を探すのに、夢中になりました。
親としては、「これ、誰が掃除するのよー」というかんじで、読後感はさほどよくないんですがね。
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