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続きがあれば読みたいです
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投稿日:2012/03/09 |
このところ千葉茂樹さん訳の児童書を息子と一緒に読んでいます。
9歳のマックスは、人気作家と手紙のやりとりを始めます。マックスは9歳にしていろいろな問題を抱えていることが浮き彫りになっていきます。
問題については重いものもあるのですが、重くは描かれていないし、読後感も爽やかでした。
マックスが作家のD.Jルーカスと手紙を通して友情を育んでいく様子、作家志望のマックスも物語を作り上げていくので、手紙を通した文章の書き方、物語の作り方レッスンとなっているのも魅力的でした。
子ども時代は見えている世界もまだ狭いもの、でもその分毎日一生懸命生きているということはあります。
子どものの頑なな気持ちをほぐしてやるのも、大人の力量という感じがありました。
マックスの成長ぶりには目を見張るものがあり、最後の方は私は思わず親の気持ちで涙ぐんでしまいました。
読み聞かせが終わって息子が「この本は家の本?」と聞いてきました。つまり家にある本だったらもう一度読んでみたいと思ったらしいのです。
訳者あとがきによると、このシリーズの続きがあるらしいのですが、続編があったら読みたいと思いました。ぜひ続きも出していただけたらと思います。
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おばあさんに母を重ねて読む
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投稿日:2012/03/06 |
この本の前に出ていた版のものを息子が小1ぐらいの時に一度読みました。
今回、田中清代さんの絵で出たことを知り、すぐに読んでみたくなりました。
一人ぼっちで暮らすおばあさんの心のうちを切なく感じたものの、今回は母が亡くなった後に読んでいるので、また思いが違いました。
年老いて一人暮らしで病気になった時の心細さはいかばかりであったかと。
特に、病床で眠るおばあさんの絵が、亡くなった母に重なり、最後は涙で文字がにじんでなかなか読めませんでした。
ちょうど息子がリンゴのジャムをシリコンスチーマーで手作りしたばかりで、文中に出てくるりんごの甘煮の味も身近に感じたようです。
レンジでも簡単に何でもできる時代ですが、ゆきひらの中でことことと煮られる煮物にはぬくもりが感じられるような気がします。
繰り返し出てくる「ゆきひら ゆきひら ゆきのなか」も心地よく響きました。
安房さんのお話は、声に出して読んでみると文章の美しさや情景の豊かさがより感じられる気がします。
息子は前の読み聞かせのことを忘れているようで、初めて出会ったお話として聞いたようです。
おばあさんの年齢になってまた読んだら違った思いで読むのかもしれないと思います。
3年間に私の身に起きた母の死によってこんな風に同じ話でも味わいが違うものかと、私の方がびっくりでした。
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低学年の一人読みに
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投稿日:2012/03/06 |
前から気になっていたシリーズですが、ようやく読めました。
絵がふんだんで分量もそれほど多くないので、低学年の一人読みによさそうな内容です。
シリーズですが、一冊ずつ主人公が代わるようなので、どの巻から読んでもよさそうです。
郵便配達のスタンプの悩みは、自分のところへ来る手紙がないことです。
そこでスタンプは、手紙がもらえるように三行広告を出すのです。
このシリーズを読んだのは初めてですが、仲間同士のつながりや助け合いも描かれていて、心温まる内容でした。
日本のもので言うと、舟崎さんの「もりの○○」のシリーズに通じるものを感じます。
訳は、さくまゆみこさん。読み聞かせでも一人読みでもどちらにも向きそうです。
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息子のお気に入りのシリーズ
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投稿日:2012/03/04 |
ニューヨークに住むフェントンの友人・マックスがフェントンの家に滞在することになります。
初めは大喜びのフェントンでしたが、都会育ちのマックスは田舎の暮らしを理解しようとしません。
最先端のニューヨークから田舎町に来たら、こんな風になるのかもしれないと思いつつ、今までのフェントンとの関係はどうなるのか?が気になるところでした。
恐竜の謎の解明も含めながら、子どもたちが抱く問題も丁寧に描かれているのがこの本の魅力。
このシリーズを読んでいる時には、息子が「フェントン読んで」と毎日催促してきました。
息子の大のお気に入りは『プチ・ニコラ』シリーズ。時間があると何度も「プチ・ニコラを読んで」と言ってくるのですが、このフェントンを読んでいる時だけは、プチ・ニコラのことは言わなかったので、久しぶりにとても気に入ったシリーズだったようです。
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清水眞砂子さんのエッセイ
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投稿日:2012/03/04 |
清水眞砂子さんの翻訳の本も読んでいますが、清水さんの『そして、ねずみ女房を見た』『幸福に驚く力』を読んで、批評家、文筆家としての面にも惹かれていました。
清水さんご自身も書かれていますが、この本は子どもの本に関することとも描かれている一方で、清水さんが日常で思われたこと、感じられたことも描かれているエッセイです。
幸運にも今年清水さんの講演をお聞きすることがありました。著書に現れているように、日々の移ろいや言葉についてとても敏感に感じておられて、また洞察力の鋭さも改めて感じました。
この本は、講演会後に読みましたが、読みながら清水さんの語り口が蘇ってくるようでした。
困難な時代に心を支えてくれるのはやはり言葉の力。読書をしながら私は自分の気持ちを代弁してくれるような言葉に出会うと、自分はああこんな気持ちだったのだと思うことがよくあります。
本を通してその著者の対話して、そこからまた自分の人生に役にたつ知恵をもらい生きてきたような気がするのです。
ですから、巻末に「子どもの本のもつ力」という最終公演が載せられていて読みながら胸が熱くなる思いでした。
清水さんの『本の虫ではないけれど』がまだ読めていないのですが、こちらも読んでみたいと思っています。
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宮崎駿が語る岩波少年文庫
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投稿日:2012/03/04 |
非売品だった「岩波少年文庫の50冊」と、BSで放送された「ジブリの本棚」というインタビューを再構成されてできた本ということです。
私自身は、非売品だった豆本も入手しましたし、BSの番組も見たので、その時に読んだり見たりした記憶がよみがえってきました。
「三月十一日のあとに」というインタビューも掲載されていて、震災後の計画停電の恐れがある中、映画を作り続けた思いも語られています。
宮崎さんのインタビューを聞くたびに、この方の作品にかける思いや児童文学への造詣の深さを感じます。
「岩波少年文庫」は、時代に迎合することなく、子どもにおもねることなく、良質な本を私の子ども時代にも届けてくれていました。
現在では出版点数が多すぎることで、子どもの読書が軽めの読物へと移行しているのが残念です。
この本は、子どもの本が好きな大人に向けて語られていますが、大人がまず子どもの本の良さを知り、こんな本があるよと勧めてほしいし、私自身も大人に向けて、子どもに向けて本の良さを勧めていけたらとお思いました。
子どもの時に良質な物語に出会うことが、心の中核を作るとしたら、本選びはおろそかにできないものだと思うのです。
この本で紹介されているものは、絶版のものもありますが、この豆本がきっかけで復刊されたものもあります。
岩波少年文庫のすべてを私も読みつくしたわけではありませんが、子どもと一緒に読んでいけたらと思いました。
宮崎駿さんの世界が好きな方にもお勧めです。
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三年生になったすみれちゃん
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投稿日:2012/02/27 |
すみれちゃんの成長を読者として見守ってきたシリーズです。すみれちゃんも小学三年生になりました。
この前の巻を読んだ時に、続きがあるといいなあと思っていたので、新刊が出たと聞いてうれしかったです。
早速息子に読み聞かせをしました。行間が広めなので、ページ数の割にさくさくと読める感じがします。
かりんちゃんとすみれちゃんとの間で声かけをするママの反応が少しずつ変わってきたことを感じるすみれちゃん。相変わらず、そういう心の動きが丁寧に書かれているなあって思いました。
今度は四年生になるのかな?あまり期待してもいけないですけれどね。
クリスマスのお話なので、クリスマスプレゼントにもよさそうですね。
性別に関係なく読める内容の児童書だと思いますが、年の離れた妹を持つ姉妹のお姉さんは特に共感できるシリーズではないかと思います。
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ようこそ幸せの時間へ
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投稿日:2012/02/27 |
もうじきあの3月11日から1年が経過しようとしています。
あの日以降、思ったのは日常の何気ない日々のありがたさと生きていることの奇跡でした。
最近、ふと思ったのは子どもに関わる人がする読み聞かせとは、根底に子どもの健やかな成長を願う祈りがあるのではと。
ちょっと大げさかもしれませんが、『幸せの絵本 家族の絆編』が出版されてからは余計にそう思うのです。
絵本ナビに投稿以来5年が経過し、自分の子育ての期間10年の半分がレビュー投稿期間になりました。
この本に初めて出会った時、パソコン画面でレビューを読むのとはまた違った感動がありました。
それはやはりプロではなく、普通に子育てをしている人たちの身近な声が載っていること。
専門家が出している本にはない魅力は、親が子どもに手渡したい本がこの本には紹介されていることだと思います。
ずっとレビューを投稿されている方には会ったことはなくても、文章からその人となりと優しさや温かさを感じます。
『幸せの絵本』というタイトルもぴったりで、親子で絵本を通して本を読む時間は、今も私にとって至福の時間です。
息子が10歳になった今でも読み聞かせは続けていますが、いつかは終わるこの読み聞かせの時間の幸せをかみしめつつ、親子で楽しい時間を過ごしていけたらと思います。
もしまだこの本をご存知ない方がいたら、こんな風にお勧めしたいなあと思います。
「ようこそ幸せの時間へ」。
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息子が今お気に入りのシリーズ
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投稿日:2012/02/27 |
五巻目が最後なので、読み切ってしまうのがちょっともったないような気がしました。
読み聞かせが終わった後、息子も「フェントンの本はもうないの?」と言ってましたし、もし続きがあれば読みたかったようです。
古生物懸賞コンテストに挑戦することになったフェントンの父の発掘チーム。フェントンも謎ときに協力します。
途中でガイガーカウンターが出て来たのに、家族でびっくりしました。
昨年の原発事故以来、日本でもお馴染になってしまったガイガーカウンター。
恐竜の化石とガイガーカウンターが結びつかなかったのですが、化石のある地層に放射性物質があるということはありそうです。
なぞを解くのにインターネットが活躍するのも今時の感じがしました。
小学校でも調べ物にインターネットを使うことがあるので、今の子どもたちには身近に感じるお話ではないかと思いました。
五巻が出版されたのが1999年です。パソコンが各家庭、各学校に普及している時代なので、今でも古びた感じがせず読める児童書です。
図書館では閉架扱いでしたが、男の子が興味を示しそうな恐竜、コンピューターなどが出てくるので、高学年向けの児童書として日の目を見てくれるといいなあと思いました。
息子が今お気に入りのシリーズです。
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行事、由来、遊び
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投稿日:2012/02/22 |
新刊コーナーで見つけました。
一月の行事、由来、遊びなどについてわかりやすく説明されてる歳時記のような絵本です。
かこさんのてんぐちゃんシリーズなどでは季節の遊びなども出ていたなあと読みながら思い出しました。
日本各地の一月に関係のあるお祭り、日本だけでなく世界の国々の行事にも触れているので、日本のことだけでなく海外との違いもわかります。
由来については伝承が薄れているので、子どもに聞かれた時に親も一緒になって調べることもあるので、こういう本が出ているのは頼もしい限りです。
調べ物に関する本にも入ると思うので、親が先に知っておくと何かと活用できそうな本だと思いました。
1月ということはこれから12月まで出るのでしょうね。楽しみです。
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