新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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ちゅら。

その他の方・60代・千葉県、男の子28歳

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ちゅら。さんの声

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自信を持っておすすめしたい しっぱいを、大事にね。  投稿日:2009/05/11
しっぱいにかんぱい!
しっぱいにかんぱい! 作: 宮川 ひろ
絵: 小泉 るみ子

出版社: 童心社
駿足のお姉ちゃん。
運動会の最高の見せ場!
クラス対抗リレーで、アンカーに選ばれた。
僕もお姉ちゃんが自慢。
お姉ちゃんは、ぐんぐん追い抜いて優勝!!と、思ったのに・・
「しっぱい」してしまったんだ。

落ち込むお姉ちゃんに、僕はかける言葉も見つからない。

でも、さすがおじいちゃん!
「遊びにおいで」と誘ってくれて、行ってみたら親戚で楽しい宴会。

おじいちゃんが、お姉ちゃんを励まそうとしている。
みんなも、精一杯励まそうとしている。

みんなの思いやりを感じます。
直接的な慰めではなく、こんな励まし方をされたら、
きっと心の強い、思いやりのある子に育つことでしょう。

「しっぱいを大事にしなさい」

しっぱいして、しっぱいして、強く明るく生きて行けそうです。
成功よりも、失敗から学ぶことの方が多いのです。
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自信を持っておすすめしたい 日本での犬の飼い方、愛し方を描く。  投稿日:2009/05/09
クロはぼくのいぬ
クロはぼくのいぬ 作: 宮川 ひろ
絵: 鈴木 まもる

出版社: にっけん教育出版社
クロは捨て犬でした。
お父さんが6年生の誕生日に拾ってきたから、
クロの誕生日もお父さんと同じ日です。
ぼくが産まれた時、クロに「よろしくね」と挨拶しました。

おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。
そして、ぼくとクロ。
5人と1匹で家族なのです。

雑種。
捨て犬。
家の外で飼っている。
ペットショップで買った小型犬を、家の中で飼うことが多い昨今。
今の子ども達からすれば、愛情薄く感じる飼い方かも知れません。
しかし、この絵本でクロは間違いなく愛されていることを実感できます。
年齢のせいか、そんなことが気になってしまいました。
ペットを飼う責任を、改めて感じさせてくれます。

最後のページ。
愛情深い絵と同じページに奥附が・・・残念です。
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自信を持っておすすめしたい 冤罪を作るのは、人間。  投稿日:2009/05/07
かさをささないシランさん
かさをささないシランさん 作: 谷川 俊太郎
絵: いせひでこ

出版社: 理論社
息子の中学校図書室にありました。
気になる絵本だったので、公立図書館で借りました。

仕事は有能、人望も厚く親切な青年、シランさん。
ある日、突然投獄されてしまいます。
《みんなと違うことをした》という罪で。

何十年か前には、きっと日本にもあったこと。
そして、今も無いとは言いきれません。
世界に目を向けたならば、独裁者が、組織が・・
明らかに同じようなことを行っているのでしょう。

知ろうとしない者、知っているのに無関心でいる者が、
そんな冤罪を作り出すことに荷担しているのです。

なぜ、中学校図書館にこの絵本があったのか、よくわかりました。

息子に読んで聞かせました。

「かさをささなかっただけなのに?」と、実感が湧かない様子。

「図書の貸し出しが始まったら、自分で借りて読んでみなさい」と言いました。
まず、知ろうとすることから初めて欲しいと思います。
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自信を持っておすすめしたい お姉ちゃんになる、戦い。  投稿日:2009/05/05
トラベッド
トラベッド 作: 角野 栄子
絵: スズキ コージ

出版社: 福音館書店
ヒロちゃんは、お姉ちゃん。
妹のアイちゃんはまだ赤ちゃんだから、いろんなことを我慢している。
でもある日、とうとう我慢できなくなって・・・
ムシャクシャした気持ちで、イタズラをしてしまった。

その夜、ヒロちゃんのイタズラからアイちゃんが大変なことに!
妹を助けるために、果敢に戦うヒロちゃん。
無邪気な妹のアイちゃん。

妹の為に戦い姉として自覚していく展開に惹きつけられる、童話絵本。
短いお話しでも、しっかりとメッセージが伝わってくる。

お母さんがゆったりとしていて、魅力的。
上の子下の子問題で悩み、ちょっと疲れているお母さんにも読んでもらいたい。

スズキコージさんの絵は、迫力と愛情がいっぱい!
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なかなかよいと思う 草食恐竜で、良かったな。  投稿日:2009/05/05
きょうりゅうのかいかた
きょうりゅうのかいかた 作: くさの だいすけ
絵: やぶうち まさゆき

出版社: 岩波書店
生き物が大好きな、まきとめぐみ兄妹。
カメやインコや金魚・・・
たくさんの生き物を飼っていますが、
「もっ大きい動物を飼いたい!」

すると、お父さんが希望通りの大きい動物を連れてきます。
恐竜の赤ちゃんです!
大喜びの二人は、早速「どん」と名前を付けて世話を始めます。

良いですね、このスケール!
まるで気負い無く、犬でも飼うように恐竜を飼う。
生き物を思いやり、友達として世話をする。
恐竜の大きなトイレ片付けも、ちゃんと自分たちでやる。
それも、とても楽しそうに!
お父さんと約束したのですものね。

サイズの小さな絵本ですが、内容は大きい。

息子の感想は、「草食恐竜で、良かったなぁ」でした。
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自信を持っておすすめしたい 「どんくまじるし」の温かさ。  投稿日:2009/05/05
じゃむ じゃむ どんくまさん
じゃむ じゃむ どんくまさん 作: 蔵冨 千鶴子
絵: 柿本 幸造

出版社: 至光社
のんびり優しい どんくまさん。
うさぎのジャム屋さんのお手伝いをすることに。
木になっていたリンゴからジャムができる様子が、
本当にとろけそうです。
リンゴジャム色のページは、甘酸っぱい香りがしてきそう。

どんくまさんの温かい雰囲気と甘いリンゴジャムのイメージが、ピッタリ!

優しい気持ちは、美味しいものを作るのだな。
美味しいものは、人の気持ちを優しくするのだな。
そして、そんな絵本は読者を幸せにしてくれます。

どんくまラベルは、一枚一枚手描きのようです。
ゆっくりと、よく見て下さい。

じゃむ じゃむ
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自信を持っておすすめしたい 古典のような絵本。  投稿日:2009/05/05
いっすんぼうし
いっすんぼうし 作: 石井 桃子
絵: 秋野 不矩

出版社: 福音館書店
「いっすんぼうし」絵本は数あれど、
これぞ「いっすんぼうし」と言いたい絵本。

簡潔で美しい日本語。
蒔絵のごとく美しい絵。

誰もが知っているストーリーの昔話で、
これほど感動させる絵本は、本物だと思います。

「いっすんぼうし絵本 ここにあり」

絵本選びに迷ったら、この絵本に立ち返ろうと思います。
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自信を持っておすすめしたい お父さんの、大きさを感じる絵本。  投稿日:2009/05/01
きょうりゅうがすわっていた
きょうりゅうがすわっていた 作: 市川 宣子
絵: 矢吹申彦

出版社: 福音館書店
「きみがうまれたときの はなしをしようか」
お父さんが、ゆっくりと、静かに話してくれます。

お父さんは、一人でマンションにいました。
マンションの窓から見える道に、恐竜が座っていました。
毎日、動かず、じっと座っていました。
お父さんは、恐竜の面倒をみることにしました。

なぜ恐竜が座っていたのか・・
わかった時は、嬉しくなります。

静かな語り口の中に、お父さんの愛情がたっぷり。
大きな恐竜も、ふつうの人間も、
子どもを思う気持ちは同じくらい大きい。
こんな風に話してもらったら、子どもは安心するでしょう。

穏やかで温かいお話しです。
そして、静かな静かなクリスマス絵本です。

絵の色調が、より味わい深いお話しにしてくれています。
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自信を持っておすすめしたい まっ黒に日焼けする、夏休み。  投稿日:2009/05/01
まほうの夏
まほうの夏 作: 藤原 一枝 はた こうしろう
絵: はた こうしろう

出版社: 岩崎書店
両親が共働きの兄弟の夏休み。

都会の夏休みは、毎日が退屈。
田舎のおじさんが「遊びにおいで」と誘ってくれて、兄弟二人きりで田舎へ行きました。
汗をいっぱいかいて、夕立に濡れて、泥んこになって。
ご飯をたくさん食べて、ぐっすり眠る。
毎日が楽しくて、田舎の子になっちゃいたい気分!

泥んこ!びしょ濡れ!何て気持ちが良いのだろう。
とても生き生きと夏を楽しみ、一回りも二回りも、見る見る大きくなる都会っ子兄弟が逞しい。

何でも出来る!自信をくれた、魔法の夏のお話し。
はたこうしろうさんの絵、躍動感があり、ジリジリ暑さも伝わってきます。

子どもには、こんな夏休みを過ごさせてやりたい。
私の夏休みは、こんな魔法の毎日でした。
そんな夏休みが、この絵本を読んで蘇る大人も多いはず!
参考になりました。 4人

自信を持っておすすめしたい 学校のファンタジー。  投稿日:2009/05/01
フングリコングリ 図工室のおはなし会
フングリコングリ 図工室のおはなし会 作・絵: 岡田 淳
出版社: 偕成社
ご自身が図工の先生をされていた岡田淳さんの、学校ファンタジーです。

放課後の図工室で、図工の先生が自分で作ったお話をしてくれる、という設定。
学校で起こったという、不思議なお話が6話綴られています。
しかもこのおはなし会のお客様は、図工室に迷い込んできた蝶、テントウムシ、金魚、カエル、猫、ヤモリ。
この先生、いつの間にやら動物や虫と話ができるようになっていたのだ♪

「フングリコングリ」
「むぎゅるっぱらぴれ、ふぎゅるっぴん」
「かっくんのカックン」
「壺に願いを」
「フルーツ・バスケット」
「なんの話」

それぞれが短編なので、読み語りしても楽しめます。
もちろん、自分で読んでも楽しいお話ばかり。

岡田淳さんの、すぐそこにありそうでいて広がりがあるファンタジーが大好きです。
絵本から童話への導きに。
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