東京に暮らす兄弟の夏休みのおはなし。 お父さんもお母さんもお仕事で、今日も学校のプールとゲームと麦茶、ポテトチップス。すっかり退屈していた二人に、いなかのおじさんから遊びに来いとはがきが来ます。二人は東京を脱出してお母さんのいなかへ。イヤッホー! いなかの子と友達になった二人は、むしとりに森へ行きます。川に落ち、ヤブカにさされ、夕立にあってぐちゅぐちゅのボコボコのどろどろになるのですが、初めての経験に不思議と気持ちよさを感じます。 夕飯はとれたての野菜、新鮮な魚、となりの豆腐屋さんが作った豆腐。びっくりするくらいたくさん食べます。 そして海水浴、釣りとドキドキ楽しいことばかり。 真っ黒になって東京へ帰ります。「またくるよ!」
都会で暮らす子供達(特に男の子)にとって、田舎で過ごす夏休みは何と刺激的なことでしょうか。都会では体験することの出来ない、本物の自然の中でののびのびとした遊びや新鮮な食事といった、田舎ならではの魅力が存分に描かれています。 森や川での忘れられない体験、さかなをたくさん釣ったときの何とも誇らしい気持ち... 都会に住むお父さんから息子さんへ読んであげることをオススメします。
夏休みに入っても退屈していた僕と弟。ある日おじさんから一枚のはがきをもらった。“あそびにおいで”と書いてある。ぼくたちは大喜びでおかあさんのいなかに行った。虫取り、海水浴、木のぼり…圧巻は海釣り! 大自然のなかで思いっきり遊んだ、ぼくと弟のまほうの夏の想い出で描く絵本。
この絵本のお話は
我が息子が私の実家で過ごす夏休みにとても似ています。
(実家のある都市はもうちょっと「町」ですが)
息子も田舎暮らしが大好きです。
帰省の度に(息子の夏休みはここにあるんだなぁ)と感じます。
そして お話の中に出てくる男の子と同じように
家に帰りたくなくなっちゃうんですよね。
でも生活は「家」のある都会にありますから
泣く泣く帰ってくるわけですが…。
自宅に戻り 普段の生活が始まってしまうと
実家で過ごした夏は 夢だったのではないかと思われる瞬間もあり
我が家の帰省もまさに「まほうの夏」です。
この絵本を読む度に帰省した時間を思い出します。
大好きな絵本です。 (西の魔女さん 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)
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