てのひらむかしばなし うろこだま

最近昔話が気になっている娘と一緒に読みました。 中でも、タイトルもこれまで聞いたことがなく、表紙を見てもどんなお話なのか想像がつかなかったこちらを図書館で借りて読んでみることに。 読んでみると、どうなるの？どうなってしまうの？と気になるストーリーでどんどん読み進めてしまいました。 長谷川摂子さんの再話の昔話は、昔の言葉であり...続きを読む

てのひらむかしばなし ももたろう

てのひらむかしばなしシリーズが気に入って、何冊か読んでいるうちの一冊です。 はたこうしろうさんの突き抜けるような明るさと元気なももたろうの絵と、長谷川摂子さんのリズム感の良い、昔話独特の言葉の言い回しが楽しい一冊です。 ももたろうを何冊か読み比べていて、言葉の言い回しも絵の表現もそれぞれの魅力があって、楽しいなと感じています。...続きを読む

ゆきのもりのおくりもの

とても美しい絵本でした。 クリスマスの夜、よその家のみんながパーティで楽しんでいるとき、ソフィーには、何もありません。お父さんは仕事で忙しそう。 ソフィーは外にでてみました…。そして森で…。 とても心あたたまるお話です。雪景色の絵が美しいです。...続きを読む

スターリンの鼻が落っこちた

にわかには信じがたい恐怖政治があったこと、そして現在も言いたいことも言えない恐怖の仕組みが存在していることを、痛烈にえぐり抜いた物語です。 スターリンの恐怖政治の礼賛者だったはずの父親が、どういう理由なのか、秘密警察に拘束されます。 物語を読み進んでいくと、多くの人が日常的に処刑されているような暗黒を感じ取ります。 お互いに保身だけ...続きを読む

王さまと九人のきょうだい

この絵本は有名なお話のようだったので、楽しみに読ませていただきました。とはいえ、実際に読んでみた感想としては…「何か、9人のきょうだいにとってただの都合の良いお話ではないか」と思ってしまいました。中国の少数民族に伝わるお話ということなので、それと何か関係があるのか…。私はいまいちはまれないお話でした。...続きを読む