新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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サラミ

ママ・30代・兵庫県、女4歳 男0歳

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サラミさんの声

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自信を持っておすすめしたい 遊び心がたっぷり  投稿日:2004/03/15
ゴリラにっき
ゴリラにっき 作・絵: あべ 弘士
出版社: 小学館
日記を書こう、とゴリラの子が決めるところから始まるお話です。なので、これといってつながったお話ではなく、季節季節のひとこまを切り取ったような感じでゆっくりと読み進む、そんな絵本です。
まず1ページめで「そうだ、きょうからにっきをかこう」と主人公であるゴリラくんが決意するさし絵、よーく足元を見てみるとかえるやとかげが「ヤメトキナ」「がんばれ」「きっとむりよ」なんて野次や励ましの言葉をてんでにちいさく言っていたり、日記帳を買いにいったぞうさんのお店の看板には「ぞうとうひん」なんて言葉もあったり(動物たちも盆暮れにはなにか贈るのかしら...?)、すみずみまで遊び心がたっぷりです。
そして、読み聞かせをするうちに、ゴリラの住む土地というよりは日本の季節に近いように描かれた世界で、1年のうつりかわりを知らず知らずのうちにこどもたちも感じ、さりげなく(でもしっかりとリアルに)ゴリラやそのほかの動物たちの生態も知ることができます。
およげなくて少しがっかりするゴリラくんがその日の日記に、およげなくてもほかのこと(おすもうとか)が得意だからいい、と書くところも、なんだか子供らしくてかわいくていいなと思います。
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自信を持っておすすめしたい ネリノの素直な心  投稿日:2004/03/15
まっくろネリノ
まっくろネリノ 作: ヘルガ・ガルラー
訳: 矢川 澄子

出版社: 偕成社
黒くて綺麗じゃないから仲間ハズレにされているネリノ。でもそのことを恨みに思ったり、仕返ししてやろうとしたり、不運だと嘆いたりはしません。仲間ハズレにされているという設定がすごくかわいそうに思えるんですが、そういう状況でも気持ちが澄んでいるネリノがすばらしいなと思わされます。
みんな誰でも生まれつき、いいところも悪いところも、丈夫なところも弱いところも持ち合わせています。ネリノは寂しさを経験してそのことを知り、等身大の自分をうけとめているように思います。
ただ見た目が黒いからと仲間ハズレにしていたきょうだいたちも、そんなふうに心がせまくて意地悪だった自分たちのことを必死になって助けてくれたネリノの心のまっすぐさと強さに気づいたからこそ、仲良くできるようになったんだと思います。
絵もとてもきれいで、娘もつい惹かれてしまうらしく、図書館で何度も何度もこの本を借りたいと自分で探し出してきます。
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自信を持っておすすめしたい 拙さが魅力  投稿日:2004/03/15
わたしのワンピース
わたしのワンピース 絵・文: にしまき かやこ
出版社: こぐま社
こういうと失礼に聞こえるかもしれませんが、まるで子供の絵のような拙さが、なんともいえない魅力なんですよね〜...。
ワンピースのもようが変わっていく様子がたのしい絵本であることはもう言うまでもないのですが、それを存分に楽しめるのはこの絵だからこそだという気がします。
娘もこの絵本が大好きで、私がミシンを使っていたらいつも「ミシン かたかた ミシンかたかた」と言っていました。もう憶えてしまうくらい読んで聞かせたので、最後にはいつも「どの模様のがすき?お母さんは水玉!」「わたしも水玉がいい!」と、大人気なく取り合い(?)をして楽しんでいます。
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自信を持っておすすめしたい 先生に泣きつくノンタンがかわいい  投稿日:2004/03/15
ノンタンはっくしょん!
ノンタンはっくしょん! 作・絵: キヨノ サチコ
出版社: 偕成社
病院での診察、話せばわかってくれる年齢になるまではすごく大変ですよね。私も娘と「びょういんごっこ」と称して診察のまねをして、お医者さんがこわいことしてるんじゃないってことを分らせようとしたり、口をあける練習をさせたりと苦労したことがあります。でも、その時期にこの絵本に出会っていたらそんな苦労しなくてよかったかも!
ノンタンが風邪をひいて、病院にいくところを見て子供たちは「あぁそうか、先生に診てもらわなきゃだめなんだ」とおぼろげにわかるでしょうし、先生の診察を順を追ってみていくうちに、「そういえばこんなことしてるな」と思うだろうと思います。
そして最後に風邪が治って「せんせいありがとう」って言いにいくノンタンとうれしそうなくま先生の顔を見たら、病院は怖くないんだなって感じてくれるんじゃないかと思います。
私と娘は、ノンタンが熱をはかってもらっているときのしゅんとした顔がかわいくて、一緒に笑ってしまいました。
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なかなかよいと思う 幼稚園くらいのお子さんなら...  投稿日:2004/03/15
ノンタンおばけむらめいろ
ノンタンおばけむらめいろ 作・絵: キヨノ サチコ
出版社: 偕成社
病院の待合室でこの絵本に出会ったのですが、娘は3才になったばかりでまだ「迷路」の意味がわからなかったらしく、迷路の中に描かれたおばけの絵をひとつひとつ楽しそうに見ていました。
おばけがこわい、怖い話いやだ、といいながらも子供っておばけが好きですよね。怖いものみたさというんでしょうか。でも、この絵本に出てくるおばけたちはみんなノンタンのともだちでちっともこわくありません。迷路を楽しむうちに、おばけが怖い気持ちも忘れてしまいそうです。幼稚園くらいのお子さんなら、きっとすごく好きになる本じゃないかなと思います。
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自信を持っておすすめしたい 向かうところ敵なし!のショコラちゃん  投稿日:2004/03/13
Chocolat Book(3) ショコラちゃんのおでかけドライブ
Chocolat Book(3) ショコラちゃんのおでかけドライブ 文: 中川 ひろたか
絵: はた こうしろう

出版社: 講談社
真っ赤なオープンカーで、お天気の空の下、ショコラちゃんはドライブです。「ブッブー!ブッブ−!」と気分よく走れば、韻を踏むようにおなかが「グッグー、グッグー」。それなら、と「パン」を大人買いしたあとはタイヤが「パンク」。さりげないようですが、言葉のもつ音のつながりがあるように思えます。
おともだちのプリンちゃんと、そのおともだちの動物たちが、すっごく一生懸命牽引してくれてる表情もかわいい!
大人買いしたパンも、みんなで食べるなら足りないくらい。ショコラちゃんの行くところ、どんなピンチもハプニングも、彼女を止めることはできないんですね☆
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自信を持っておすすめしたい なんの教訓もない、でもそれがいい!  投稿日:2004/03/13
11ぴきのねこ
11ぴきのねこ 作: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
ちょっとマンガチックな絵のこの絵本、なんとなく読んでみたくなって図書館で借りてみました。おなかいっぱいたべたくて、話にきいたでっかい魚をとにかく捕ってやろう!とはりきってでかけるねこたち。でも、相手もなかなかの知恵もの。
そこでみんなで力をあわせて、とか、みんなで知恵をしぼって、っていう美談めいたものが絵本にはつきものっていう気がするんですが、この11ぴきはそんな型にははまりません!!
この本、気にいって実家に里帰りするときにも持っていったのですが、私が娘に読み聞かせている隣で、私の母と姉が先にげらげら笑いだしてしまい、私もつられて「ね、ねんねこさっしゃれって...なんでまた...」って涙流してみんなで大笑いしました。
クラシックな絵本を手にとる機会は多いと思うのですが、たまには親も子も本気で笑える絵本もいいですね。
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自信を持っておすすめしたい すみずみまでがみずみずしい  投稿日:2004/03/13
げんきなマドレーヌ
げんきなマドレーヌ 作・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
訳: 瀬田 貞二

出版社: 福音館書店
子供にとってはかなりの大きさをもつ、濃いグリーンの絵本。小さいころから大好きで、忘れられない一冊です。
大きな本の大きな1ページが、「ふっても、」「てっても」と贅沢にたったひとことのために費やされる新鮮さに、おとなになったいまでも心が躍ります。
「せんせいのミス・クラベルは、なにごとにもおどろかないひとでした。」うん、そうだろうな。と思わされる、橋の欄干の上のマドレーヌの元気な姿に動じるふうもない先生のりんとした後姿!子供たちを信頼し、子供たちからも信頼され、そしてそれがつくりごとでないことが、「つくりばなし」の中なのに、現実以上に現実的です。こんな先生がいらっしゃったら、子供たちはきっと幸せですよね。
マドレーヌが主役のはずなのに、実はこの本ではそんなにマドレーヌのセリフはないんですよね。どちらかといえば描写が多いのに、なのにつまらなくない。説明的でもない。
きっと、その描写が「子供の視点」で書かれているからだと思います。だって大人なら、天井のしみをウサギと思うでしょうか?思ったとして、それをわざわざ本筋と関係ないのに1ページ割いて書こうと思うでしょうか?
子供の気持ちで書かれた、子供の目線の本であること、それがマドレーヌシリーズの人気のいちばんの秘密じゃないかなって思います。
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自信を持っておすすめしたい あたらしい言葉との出会い  投稿日:2004/03/09
さる・るるる one more
さる・るるる one more 作: 五味 太郎
出版社: 絵本館
3才の娘にはまだ聞き慣れないことばも多かったのですが、「さる へる」という言葉とひもじそうな顔つきのさるを見ながら2人で「おなかすいたってー」「ほらおなか押さえてるよ」と話したり、「さる こる」という場面では「ほら、すっごい丁寧に飾ったりしてるでしょ。こういうの『凝ってる』とかいうの」と説明してあげると、絵を見るとイメージはつかめるようでした。
なにより、さる・○る、のくりかえしでリズムがいいし、こじつけがましいところがないし、インパクトのある絵と言葉で子供たちはきっと新しい言葉をどんどん吸収していくんじゃないかな。かわいくたのしく、言葉のもつイメージをすっきりと伝えてくれる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい さっちゃん、とても魅力的  投稿日:2004/03/09
ふんふんなんだかいいにおい
ふんふんなんだかいいにおい 作: 西巻 茅子
出版社: こぐま社
にしまきかやこさんの本は、女の子にとってとても親しみやすい位置にあるとつねづね思っていたんですが、この本もそうですよね。そして、おかあさんにあげるプレゼントのために大急ぎでごはんをたべたら顔にいろいろなものをくっつけたまま表に出てしまい、待ち構えていた動物たちに「めだまやきがはしってくる」等と思わせるというたのしい発想!そういう突飛な誤解に驚きもせずさっちゃんが「あたしのいえにいけばまだまだたくさんあるよ」と言い返すところも、暗に『やさしいあたしのおかあさんなら、この子(たち)がいきなりたずねてもきちんと迎えてくれる』という絶対の信頼が見え隠れしているように思えます。
その信頼は、最後におおかみの子が「おれのおかあさんしんじゃったんだよー」と泣くところでもまた現れます。「あたしのおかあさんかしてあげる」と言って抱っこされることを許可してあげるさっちゃん。でも、だからってさっちゃんとおかあさんの絆はもちろん揺らぐわけがない、そうさっちゃんが信じて疑わないところがかわいいですよね!
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