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今回のケロは買い物上手
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投稿日:2006/01/24 |
我が家でのバムケロファーストブックです。イモ虫が出てこないのでこの本を選びました。
楽しいことがあると、子ども(ケロ)は早起き。親(バム)の思惑なんて知ったこっちゃなく、早く出かけたいがために働きまくります。日曜早朝のテレビ番組が見たいために、目覚ましがならなくても自力で起きる我が家の少年たちと全く同じ。(朝食は作ってくれないけれど)
それにしても市場には楽しいものがいっぱい。小物をひとつひとつ見るだけで子ども達は大喜びです。
今回のケロちゃんは、高いけれどとっても良いものを買ったりしてなかなか立派。かえる模様のパンケーキ、毎日忙しいバムのために、毎日曜日には作ってあげてね。
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今回のケロは献身的
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投稿日:2006/01/24 |
この本はイモ虫が出てこないので、姪が6歳の時の誕生日にプレゼントしました。姪が6年生になった今は、我が家の本箱に引っ越してきました。
子どもって大好きな友達が我が家にやってきたときには、物凄くサービスしますよね。ケロちゃんもカイちゃんが来たのが嬉しくて嬉しくて迷惑なくらいおもてなしします。バムはいつもの通り片付け班ですが、今回はなんとなく微笑ましい感じがします。私だって息子が友人に大サービスして散らかした時は、大ニコニコで片付けますよ(?)
この本には思わずガハハと笑ってしまうようなオチがついていて、子ども達も大喜び。カイちゃんはこの後春が来るまで何回凍りつくことでしょうね。
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悪役のヤギはなかなかの迫力
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投稿日:2006/01/23 |
お話の中のヤギといえば、お人よしだったり、ミルクをくれたりして結構いい役回りが多いのですが、ここでのヤギは少しもいいところなんてない悪役。意見を言ってくる者には、「おいらにゃ、ガラスめだまと きんのつのがある。ひとつきすれば、いちころさ!」と大悪態をついておっぱらってしまいます。なぜヤギはここまでワルなのだろうかと疑問も残りますが、普通は悪役のクマやオオカミやキツネがおばあさんを助けようとしてくれて、その役柄の逆転が新鮮で面白いのです。そしてその強いはずの動物達を、ヤギが悪態一つで撃退してしまうところも。
最後は小さなハチに鼻を刺されてあっという間に逃げ出してしまうのも、あっけなくて意外な面白さがあります。
絵も良く見ると、動物達の対決シーンをおばあさんが遠くで見ていたり、表紙(自信満々なヤギ)と裏表紙(赤く腫れた鼻を水に映して泣いているヤギ)の対比があったりと、細かいところが楽しいです。
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小学生でも大好きです
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投稿日:2006/01/23 |
私も子どもの時に大好きだった本です。私の思い入れの強い本は「いいでしょ、面白いでしょ」光線が出すぎてしまうらしく、我が家の子ども達には今ひとつ評判が良くないというパターンが多いのですが、この本は全員が大好きです。特に「山のぼり」と「いやいやえん」は何度読んだことでしょう。
「山のぼり」では、子ども達も私も「みんなはりんご(ばなな、みかん)を一つたべました。しげるは、二つたべました。」のフレーズが大好き。しげるくん期待通りやってくれますな、と思いながらページをめくっていくのです。
「いやいやえん」ではおもちゃが出て行ってしまうところがうけています。
他のお話も、現実には起こり得ないのに、子どもの世界では本当に起こってしまいそうなワクワクするものばかりです。中川李枝子さんはさすが保母さんだけあって、子ども達のちょっとした仕草や行動を描いていて秀逸です。
実は私は、子どもの頃いやいやえんのおばあさんの絵が怖くて子ども心に威圧感を受けていたのでした。今でもおばあさんの絵だけ線が太くて、異次元の人のように感じられるのですが、そう思いませんか?
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小さき者は強き者
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投稿日:2006/01/23 |
学校の読み聞かせで昔話をやりたかったので、図書館で昔話をいろいろ見ているうちに見つけました。その少し前に、やはりロシア民話の『ガラスめだまときんのつののヤギ』を読んだばかりだったので、そっくりなお話に驚きました。ロシアでは、大きくて強い者でも太刀打ちできなかったものに対して、最後には小さくて弱いと思われている者が勝つという構図が好まれるのでしょうか。なかなかスカッとする展開です。
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こどもとおんなじのこぶたくん
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投稿日:2006/01/23 |
学生時代にサークル(児童文化研究会)で作った大型絵本の原作が、この本でした。私は当初、絵が地味だなあとあまり好印象は持たなかったのですが、実際に完成した大型絵本を子ども達に見せると、喜ぶこと、喜ぶこと。こぶたがずずずーっと泥の中に沈んでしまうところなど食いつくように見ていました。
もう少し大人になってから読み直してみると、まぁこのこぶたはなんて「こどもの姿そのもの」なんでしょう。どろんこが大好きなところとか、その大好きなものを理不尽に取り上げられてしまった時の手の付けられない怒りとか。
こぶたの姿を借りて子どもを描いてしまうところなど、さすがアーノルド・ローベル。押し付けがましくなくて、本当に上手ですね。
我が家の子ども達は全員、沼でとんぼやかえるやかめが次々にこぶたにちょっかいを出すところがお気に入り。テンポが心地よいみたいです。
それにしても、こぶたを見つけたおじさんとおばさんの素晴らしいこと。「もう、どろをそうじなんてしないからね。」なんてなかなか言えないセリフです。私だったら、「だって不衛生でしょ。病気になったらどうするの」なんて言ってしまいそうです。
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こどもの表情・しぐさがとても素敵
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投稿日:2006/01/19 |
なんといっても林明子さんの絵が素敵。小さい子どもを描かせたら誰にも負けませんよね。
小さな男の子が初めて一人でおばあちゃんの家まであるいていくおはなし。多分実際の距離はそんなに長くはないのだろうけれど、小さい子にとってはもう大冒険。お花をやイチゴを見つけたり、馬やハチに出くわしたり、川を渡るのも自分でどうしたらいいのか考えながらちゃんと進んで行きます。
初めての大冒険をやり遂げるドキドキ感や心細い気持ちなどが、少ない文章の中でよく伝わってきます。
半年前に読んだ時は「いいわ〜」と素直に思ったのですが、小学校からも「放課後は子ども達だけで外で遊ばせないように」と通知がくるようなこの頃、つい「小さい子に一人でおいでというのはどんなものだろう」などど余計な事が気になってしまい、素直に楽しむことが出来ませんでした。残念です。
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兄弟それぞれのスーパー得意技
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投稿日:2006/01/19 |
中国の民話です。内容は昔話によくあるものですが、やっぱり面白いですね。
「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ながすね」「あつがりや」「ぶってくれ」などなど、名前からして特徴がすぐにわかるのも子どもにとっては楽しいですよね。王さまの出す次の難問に立ち向かうのは誰なのか子ども自身が先を推測することが出来るので、自分の推測が当たったときの喜びが大きくて「ほらね、思ったとおり!」という楽しい気分になるようです。
『シナの五人きょうだい』と同じような内容ですが、私は絵の強烈さで『シナ〜』の方がご贔屓かな。でももちろんこちらの赤羽末吉さんもいい味出してますよ。
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かわいいこねずみたち
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投稿日:2006/01/19 |
とうさんねずみが「寝る前におはなしして」という子どもの数だけ短いお話をしてくれます。どれもこれも「だからなんなんだ?」というようなおはなしですが、奇妙なおかしさがあります。
うちでは特に「だいりょこう」が人気です。かあさんねずみに会いに出かけたねずみが、車やローラースケートや靴が壊れる度に新しいものを手に入れて進み続けるのですが、なんといっても、足にけがをした時に「みちばたにひとりのひとがいて うっていた。あしをね。 それで いままでの あしをはずして あたらしいのを つけたんだよ。」というのが子ども達のお気に入りです。
私は子ねずみ達の絵が愛らしいところが気に入っています。それから最後のページで、眠ってしまった子どもたちの部屋から出て、暖炉の前でとうさんとかあさんが仲良くお茶を飲んでいるのもなんとも言えずいいですね。我が家では子どもが寝付く前に夫が高いびきなので、うらやましい限りです。
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なぜだかとても楽しいの
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投稿日:2006/01/19 |
とってもシンプルなおはなし、という感じがしますが、子ども達は大好き。何度も何度も「読んで」と持ってきます。
食べるのが大好きなうさぎは、あんまり重くなりすぎて地球の裏側に行ってしまいますが、戻るためには「また食べて重くなればいいんだ」ということで、またどんどん食べるのです・・・。あらあらなんて単純なんでしょう。でも、みんなが心から「早く元の所に戻って、なあちゃんにあえるといいね。」と応援してしまう、なんだかほのぼのとした絵本です。
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