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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 死について考えさせられる絵本  投稿日:2008/07/27
わすれられないおくりもの
わすれられないおくりもの 作・絵: スーザン・バーレイ
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
この作品は、スーザン・バーレイが、美術学校の卒業制作としてつくっていたもの。
原題は、「BADGER’S PARTING GIFT」

身近な人を失ったときにどう対峙していくかを、正面から捉えた作品で、非常に評価の高い作品です。
物語は、森のみんなに愛されていたアナグマが、死んでしまうところかた始まります。
死を、長いトンネルを超えてという描写をしています。

森のみんなは、悲しみに打ちひしがれているのですが、次第にアナグマの思いでを語り合うようになります。
すると、みんなアナグマが宝物となるような知恵や工夫を残していたことに気づき、その残してくれた豊かさで、みんなの悲しみも消えてしまうのです。

肉体は滅んでしまっても、心は永遠に残っていくということを、かなりわかり易く描いています。
このテーマで絵本を見事に完成したスーザン・バーレイに力量には、感嘆せざるをえません。
とは言え、小さな子供向きの絵本ではなく、大人でも十分に考えさせられる絵本だと思います。

小川仁央さんの訳が、絶妙なのも高評価の一因でしょう。
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ふつうだと思う 古典的作品  投稿日:2008/07/27
3びきのこいぬ
3びきのこいぬ 作: マーガレット・G・オットー
絵: バーバラ・クーニー
訳: あんどうのりこ

出版社: 長崎出版
1963年の作品ですが、日本では2008年6月に初めて翻訳された絵本です。
流石に45年前の作品なので、絵の彩色が2色刷りになっていて、いささか今の絵本と比べると地味な感じは否めません。
しかし、クーニーならではの絵の優しいタッチは、見る者の心を優しく包んでくれることでしょう。

ストーリーは、シンプルで3匹のダックスフントの日常と森で迷子になった事件を描いたもの。
文字数が少ないので、小さいお子さんでも楽しめると思います。
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なかなかよいと思う 時計の学習に  投稿日:2008/07/27
ヒギンスさんととけい
ヒギンスさんととけい 作: パット・ハッチンス
訳: たなかのぶひこ

出版社: ほるぷ出版
ヒンギスさんの自宅は4階建て。
どの階にも立派な時計があるのですが、ヒンギスさんが確かめつつ点検するとどれも時間が一致していない。
どれが正しいのか、時計屋さんに見てもらうことになるのですが、一寸した推理作品のようです。

種を聞けば当たり前のことでも、実際の理解には時間がかかるところです。
いつもながらのポップなハッチンスの絵は、見ていると楽しくなってきます。
時計に興味を示して、分かってきたころ読んであげると良いと思います。
訳者の
「この本は、こどもの心のなかに時を刻んでやまない絵本なのです。」という但し書は、言い得て妙だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 虫たちの擬態が学べます  投稿日:2008/07/27
いないよいないよいませんよ むしのかくれんぼ
いないよいないよいませんよ むしのかくれんぼ 作・絵: ふくざわゆみこ
出版社: 教育画劇
「クマさんとヤマネくん」シリーズが有名なふくざわ ゆみこさんの作品です。
表紙が奇麗なので読んでみました。

コノハチョウがオニになって、隠れた虫たちをさがすという物語なのですが、何ともその擬態が見事です。
最終ページには、丁寧に虫たちが隠れた場所も表示してあり、虫たちの生態に興味を抱かせることでしょう。
教育TVとかでも見たことがありますが、擬態ができる虫たちがこんなにいると壮観ですね。

その擬態をふくざわさんが、それは上手に描いていて、大人でも中々見つけられない位です。
しかも、デフォルメの仕方が、実物とアニメの丁度良いバランスのところでおさえてあるので、子供にとってたまらない作品になっています。

最後のオチも楽しめるので、この夏休みにオススメの作品です。
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ふつうだと思う ポップな絵が特徴的  投稿日:2008/07/26
せかいでいちばん あたまのいい いぬ ピートがっこうへいく
せかいでいちばん あたまのいい いぬ ピートがっこうへいく 作: マイラ・カルマン
絵: マイラ・カルマン
訳: 矢野 顕子 坂本 美雨

出版社: リトル・ドッグ・プレス
マイラ・カルカンの「しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる」が良かったので読んでみました。
訳は矢野顕子さんと娘の坂本美雨さん。
今回の舞台がアメリカの公立小学校ということで、9歳にニューヨークに渡った坂本美雨さんも共著として参加しています。

物語は、主人公のポピーワイズという女の子の飼い犬のピートが学校に行って繰り広げる騒動を描いたもの。
出てくる文章は、ポピーワイズの視点で全て書かれているのですが、その口語体の文章が読みにくいです。
勿論、大人であれば色々な視点で書かれた文章は慣れていると思うのですが、流石に読み聞かせには向いていない絵本でした。

ストーリー自体は、ピートがお利口になるシーンとか笑えますし、結構展開は楽しめました。
絵は人気のあるデザイナーらしくアメリカの公立小学校の雰囲気が存分に伝わってくるし、眺めるだけで気分が高揚してくるような感じがしました。
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自信を持っておすすめしたい 心の琴線に触れました  投稿日:2008/07/26
オオカミグーのはずかしいひみつ
オオカミグーのはずかしいひみつ 作: きむら ゆういち
絵: みやにし たつや

出版社: 童心社
表紙を見ると、宮西さんの新作だと思ったら、珍しく絵だけだったので意外な感じがしたのですが、木村裕一さん作だったので、納得してしまいました。
文を木村裕一、絵を宮西達也、出版が童心社という最強の布陣で臨んだといえる作品でしょう。

物語は、おおかみグーがイタチに拾われて育てられるというところから始まります。
イタチが育ての母という設定。
グーは、大ききくなるにつれて、イタチが母であることを恥ずかしく思い始めます。

でも、イタチはどんなにグーに冷たくされても、影からじっとグーを見守っているのです。
無償の愛というべきものなのでしょう。
そして、グーの最大の危機を救ったのはイタチでした。
それも命を投げだして。

どんな家庭でも、程度の差こそあれ、子が親の存在を恥ずかしいと思う時期があると思いますが、その時親としてどう対応できるかを問われた気がしました。
心の琴線に触れた久しぶりの一冊です。
もしかすると世のおかあさんは、涙腺が緩んでしまって、この絵本の読み聞かせが出来ないかも知れませんね。
あまりに出来すぎているので、それが欠点と言いたい位の絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 珠玉の一冊  投稿日:2008/07/26
いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう
いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 村岡 花子

出版社: 福音館書店
原題は「Choo Choo」で、1937年の作品。
日本では、1961年初版され、既に130万部を発刊しているベストセラーとなっています。

作者のバージニア・リー・バートンは、「ちいさなおうち」でも良く知られており、私はこの2冊は子供の時分に大好きだった作品です。
自分が好きだった作品を我が子にも読み聞かせるというのは、格別の思いがあるものですね。
今回但し書を見て初めて知ったのですが、バージニア・リー・バートンは女性だったということ。
ずっと、男性だと思っていたので、正直びっくりしました。

この作品は、バートンの最初の作品で、機関車好きの長男が生まれたのを機に描いたものです。
とても、ストーリ−はシンプルで、客車を引くのに嫌気がさして、ちゅうちゅうが逃亡するというもの。
この手の話は、何冊か発行されていますが、やはりこの作品を超えている作品はないと思います。

モノクロのデッサン画のような絵は、機関車の躍動感を臨場感を持って伝えています。
回りの人々・動物の描写も、実に木目細かに描かれていて、特に踏切のシーンとちゅうちゅうが逃げた先を示すシーンは、迫力満点です。

文章は長いのですが、乗り物好きにはたまらない絵本だと思います。
古き良き時代の米国を感じさせてくれる一面もあって、「ちいさなおうち」とあわせて、是非一度は読み聞かせをして欲しい作品です。
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自信を持っておすすめしたい ジャッキーの御姉さんぶりが微笑ましい  投稿日:2008/07/23
ジャッキーのいもうと
ジャッキーのいもうと 絵: あだち なみ
文: あいはら ひろゆき

出版社: ブロンズ新社
「くまのがっこう」は山の上の寄宿舎でくらす12ひきのくまのこたちのお話。
絵本は、2002年8月の発売以来、2007年7月現在で85万部を超える人気シリーズとなっており、フランスや台湾で海外出版されています。

今回の作品は、2007年2月の発刊です。
我家での「くまのがっこうシリーズ」の2作目ですが、新作から読んでいるので全体像が掴めていないですが、今回もなかなか良かったです。

表題からすると、ジャッキーに妹ができたのかと思いきや、2匹のガールスカウトのルルとロロが寄宿舎に迷いこんできて、ジャッキーが悪戦苦闘しつつ面倒をみてあげるというお話です。
ジャッキーの御姉さんぶりが楽しくて、居なくなった時の寂しさも、微笑ましく十分に堪能できる絵本でした。

10冊以上が既刊されているので、全部読んで見たくなる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい シリーズの原点  投稿日:2008/07/22
14ひきのひっこし
14ひきのひっこし 作・絵: いわむら かずお
出版社: 童心社
何度も読んだのに投稿していないことがわかって、慌てて投稿しました。
我家で大人気の14ひきシリーズの第一作。
と思いきや、「14ひきのあさごはん」も、初版は1983年7月10日と同一だと初めて知って、正確には2冊が第一作ということなのでしょう。
但し、物語の原点という点では、この作品が原点になります。
そして、1983年の初版から既に91万部も発刊しているベストセラーでもあります。

やはり、この作品は、14匹の家の成り立ちが分かるという点で、読まないとならない作品です。
でも、この作品から読むよりは、他の話を知ってからの方が、感動が倍増するような気がします。
部屋を作るシーンとか水道を引くシーンは絶品です。
我家では、この作品はこのシリーズの完読の直前に読んだのですが、逆に新しい発見があって、全体の流れがより認識できたと思っています。

全体にどこか家を追われてきたような悲壮感が漂っているので、シリーズの最初でなく何作目かに読むことをオススメします。
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自信を持っておすすめしたい リズム感が最高  投稿日:2008/07/21
のせてのせて
のせてのせて 文: 松谷 みよ子
絵: 東光寺 啓

出版社: 童心社
「松谷みよ子 あかちゃんの本」シリーズ全9巻の一冊。
1969年の作品で、124万部の発刊数を誇るベストセラーです。
シリーズは1969年に2冊出ていますが、この時期は東光寺 啓さんとのコンピです。

物語は、主人公のまこちゃんが、クラシックカーで次々に手を挙げて乗せて欲しいと頼む動物達を乗せて走って行くというもの。
次々に乗員が増えていく様、そしてトンネルを抜けるという山場とも、絵がとても効果的に描かれています。
そして、何よりリズム感溢れる文章は、おそらく赤ちゃんにとって心地の良いものでしょう。
松谷さんの真骨頂である読み易くて聞き易い文章は、やはり秀逸で他の追随を許さないものだと思います。

車というと男の子向けというイメージがありますが、この本に限っては0歳〜2歳であれば男女問わずにオススメです。
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