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テンポがいい絵本です
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投稿日:2008/01/12 |
作者のバレリー・ゴルバチョフは、ウクライナ出身で、ソ連崩壊でアメリカへ移住して活動されています。
にわか雨にあったブタくんでしたが、大きな木の下で雨宿りしたはずなのに、びしょ濡れで帰ってきて、ヤギさんにその訳を語るという物語です。
雨宿りしていたら、ちっちゃなちょこまかしたネズミが一匹やってきて、それからハリネズミが二匹、バッファローが三匹・・・・とどんどん増えてくる様がテンポ良くて愉快です。
そして、その動物達が、半ズボンで帽子をかぶっているのです。
恐らく幼稚園児か小学校低学年という設定なのだと思いますが、とても親しめる絵です。
圧巻は、真ん中の4枚を使った雨宿りの絵ですが、動物たちの楽しそうな表情が印象的。
ブタくんがびしょ濡れになった理由は、最後にわかるのですが、ブタくんとヤギさんの関係もほのぼのしていて、安心して読める絵本だと思います。
数の勉強にもなるので、幼稚園ぐらいからオススメできます。
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素晴らしい絵本
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投稿日:2008/01/12 |
マーガレット・ワイズブラウンとレナード・ワイスガードナーという黄金コンビによる1949年の作品です。
日本での初版は2001年なのですが、一番の驚きは訳が内田 也哉子さんだったこと。
だって夫は本木雅弘さん、父は内田裕也さん、母は樹木希林さんなのですから。
訳も見事です。
「The Important Book」=たいせつなこと。
題からして、こころに響きます。
あとがきにあるとおり、この本は誕生から50有余年を経て内田さんに訳される運命にあったのだと思わずにはいられませんでした。
内容は、さまざまな物にとって、たいせつなことをマーガレット・ワイズ・ブラウンらしい珠玉の言葉で語りかけてくるというもの。
どのページも、私と異なった視点で捉えていて、とても新鮮な感覚になります。
そして、ガードナーの絵がその言葉を鮮やかに飾ってくれています。
圧巻は、最終ページ。
「あなたは あなた
・・・・・・・・・
でも あなたに とって
たいせつなのは
あなたが
あなたで
あること」
深い感銘を感じずにはいられませんでした。
6、7歳くらいからとありますが、理解するには小学校高学年くらいからのような気がします。
小学校の卒業祝いとかでも、十分通用すると思いますし、大人の絵本としても秀逸ではないでしょうか?
年初から素晴らしい絵本に出会えました。
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人生について考えさせられます
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投稿日:2008/01/12 |
この「ちいさな島」はヴァイナルヘブン Vinalhavenという島で執筆されました。
島の面積は66平方kmで、八丈島とほぼ同じ大きさ。
人口は1200人。
島には信号は全くなく、本土との交通は一日5往復のフェリーだけ。
紅葉もあり、お花も咲いている、穏やかな島。
マーガレットは33歳でこの島に家を購入し、夏の3ヶ月間をここで過ごしています。
マーガレットが気に入っていたのは、この家から眺める風景で、そこから見える両端に木がある島が「ちいさな島」のモデルだそうです。
42歳で亡くなったマーガレットの墓標が家のすぐ近くにあって、「ちいさな島」の一節が書かれています。
「ちいさな島でいることは素晴らしい。
世界につながりながら、自分の世界を持ち、輝く青い海に囲まれて。」
こうした背景から生まれたこの絵本は、1947年のコールデコット賞を受賞しています。
最初に、島の四季を描いていますが、本当に美しい文章と絵が相まって、見る者の心を豊かにしてくれることは間違いありません。
また島に、人間の姿を投影して考えてみると、自分の存在自体が素晴しいことであるということが理解できると思います。
とても奥の深い絵本で、読後感の爽やかさは何物にも代え難いものになるでしょう。
何度も読み返したくなる絵本です。
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暖かい絵本です
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投稿日:2008/01/12 |
マーガレット・ワイズ・ブラウンの1938年の作品に、イタリアの舞台美術家出身のベニ・モントレソールが絵をつけたものです。
日本では、1976年に初版ですが、今回のは20年ぶりの復刻版でした。
クリスマス・イブの一夜のできごとをさりげなく描いています。
やはり、子供がドキドキして寝付けないのは万国共通で、両親に気づかれないように階下におりていきます。
クリスマスツリーは、残り火で赤・青・緑 色とりどりの飾りがきらめいています。
暖炉の前には、クリスマスプレゼントが手の届くところにありました。
家の外では、大人達が讃美歌を歌っていました。
まさにその情景が目にうかんできそうな位の臨場感溢れるお話でした。
絵の色遣いが、オレンジを基調として金とか黄色くらいしかないので最初はどうか?と思ったのですが、暖かさが伝わってきて、このお話には合うように思います。
クリスマスの時期に読みたい絵本です。
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家族の幸せ
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投稿日:2008/01/12 |
マーガレット・ワイズ・ブラウンとクレメント・ハードのコンビによる、「おやすみなさい おつきさま」の続編。
まだ読んでいないのでコメント出来ないのですが、何とアメリカでは1000万部を超える大ベストセラーだそうです。
日本では、「いないいない ばあ」の400万部がトップですから、とてつもない部数だと思います。
内容は、うさぎのぼくが、自分のまわりのものを、一つの世界として捉えて語っていくというもの。
毎日のさりげないシーンが、ぼくにとって大切な瞬間であることが、ひしひしと伝わってきます。
家族がいることの幸せを再認識させられる絵本だと思います。
マーガレット・ワイズ・ブラウンらしい美しい言葉と、カラー頁とモノクロ頁が交互に配されてる奇麗な絵が十分楽しめます。
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頷ける内容です
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投稿日:2008/01/06 |
2007年の課題図書の「ぼくのパパはおおおとこ」のコンビによる第二弾。
カール・ノラックは、ハムスターのロラシリーズでも有名なベルギーの絵本作家です。
何とその作品は、39ヶ国語に翻訳されているそうなので、人気のほどがうかがえます。
今回は、ママを魔法使いにみたてています。
パパはおおおとこで、ママは魔法使いできたかという感じで、その着眼点には脱帽です。
「世界一のママがいる人にみんなに」というサブタイトルにあるとおり、パパとしても残念ながら大いに共感せざるを得ない内容でした。
特にママッ子の女の子には受けるのではないでしょうか?
我家の小学校1年の次男は超現実派なので、この手の絵本は「ありえない」で終わってしまいます。
字も大きいので、幼稚園児ぐらいのお子さんの方が向いているかも知れません。
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Curious
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投稿日:2008/01/06 |
Curious Georgeという関連グッズは良く見かけていたのですが、まさかH.A.レイの作品だとは知りませんでした。
1947年の作品なのですが、日本での初版は1983年なので自分が小さい頃には出会っていなかったからなのでしょう。
本作品は、「ひとまねこざるときいろいぼうし」に続く第二弾のようです。
主人公のおさるのジョージは動物園に住んでいます。
そしてかわいいこざるなのですが、とても知りたがり屋。
動物園の外の世界が知りたくて、動物園から逃げ出して、いろいろな騒動を巻き起こします。
その話の展開はとても愉快で、読む者を飽きさせることはありません。
我家では、シリーズものはあまり好まれないのですが、このシリーズは他のも思わず読みたくなる気にさせる魅力があると思います。
文章量が多いのですが、絵も親しみ易いし、平易な文章なので幼稚園児から読み聞かせできると思います。
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絵が素敵
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投稿日:2008/01/05 |
主人公のキャラコは、みけねこのおんなのこ。
みけねこって、白と黒と茶色の三つの色のねこのことだと、改めて認識しました。
でも、キャラコの茶色の模様は、丸くてちっちゃくて、しかも前足の付け根あたりにあるから、普段は白と黒の二色しか見えないのです。
それがコンプレックスで、茶色の紙を貼ってみたり、絵の具で描いてみたりするのですが、やはり上手にいきません。
でも、実はそのまん丸くてちっちゃい茶色の模様は、ほかのねこ達には、「ふわふわで可愛い」と映っていたのです。
ありのままでいることが、どんなに素晴らしいことかを、さり気無く教えてくれる絵本です。
どいかやさんの絵は、とても奇麗な色調で見るだけで暖かい気持ちにさせられます。
特に、ねこの絵は可愛いので、共感を得られると思います。
安心してオススメできる絵本です。
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冒険物として楽しめます
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投稿日:2007/12/31 |
続編の小さな魔女カプチーヌを先に読んだので、さかのぼって第一作を読んでみました。
作家・画家ともベルギーのブリュッセル出身です。
主人公のカプチーヌは、お父さんの過ちによって魔女メガンに呪いをかけれらて、15センチまで背丈が縮んでしまいます。
その呪いを解こうと、カプチーヌは動物のなかまとメガンの城をめざし、メガンに正直に謝って魔法と解いてもらうのです。
謝ること、正直にすること、勇気を持つことの大切さを優しく教えてくれますが、お父さんが何もしないことに、腹立たしさを覚えました。
逆に、パパとしてすべきことを暗示されている気もします。
昔のおとぎ話のような雰囲気がある冒険活劇ですが、文章量が多いので、小学校中学年くらいから一人で読むのが適切かも知れません。
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モノクロの絵が絶品
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投稿日:2007/12/31 |
オールズバーグの初の絵本で、1979年の作品です。
何と言っても、そのモノクロの絵に圧倒されました。
その精緻な絵は、実写と言っても過言ではないくらいのもので、今回の作品はその独特な雰囲気に呑み込まれそうになってしまいます。
お話は、噛み癖のある犬を一日主人公のアランが世話をするところから始まります。
散歩の途中で、「犬を庭園の中に入れてはいけません」との立札のあったアブドゥル・カザツィの庭園に犬が走っていってしまいます。
犬は、アヒルに変えられてしまったらしいのですが・・・。
最後にどんでん返しがあるのですが、皆さんの書評にもあるとおり読み終えたときに、底知れぬ恐ろしさを感じさせられる余韻が残りました。
果たして対象年齢として、子供をいれることが出来るのかどうか悩める作品で、大人の絵本とも言えると思います。
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