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12歳の子どもたち
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投稿日:2013/02/10 |
四人組で常に行動していた追っかけ隊なのに、リーダーのユーカが突然解散宣言してしまい、翌日から病欠していたカオルは一人っきりに。
友だちと言ってもお互いの気もちの温度差や、自分の気もちをうまく伝えられない子どもたちのもどかしさを感じました。
パニック学級というだけでなく、保健室登校しているクラスメートやクラスの他の子どもたちのことも少しずつ浮き彫りになっていきます。
友だち関係や人間関係にしても流動的なものだと思うのですが、固定的でこれしかないというと辛いもの、子どもは環境にすぐに慣れると言いますが、固定化してしまった気もち・心をどう動かしていくのか、読んでいて、何だか歯がゆくかわいそうでもあり切なく感じる場面もありました。
読み聞かせをしている息子の方は、先が知りたくてどんどん読み聞かせをせがんできました。一度読みだすと次が知りたくなるし、クラスのお話なので、子どもは親近感を抱いて読めそうです。
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手が問いかけるもの
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投稿日:2013/02/10 |
1950年代から1960年代の初めというと、まだ4、50年ぐらい前、そんな時代のアメリカでは、パン工場で黒人が生地を触ることを許されなかったということです。
前に『ローザ』を読んだ時にも、差別が根強く残っていることに驚いたのですが、市民レベルでの差別というのは、制度が変わった後でも根強く残るようです。
本文の中では、声高に差別されていたことを訴える調子ではなく、おじいちゃんが孫に語りかける優しい穏やかな調子なので、より一層その差別についてを考えさせられます。
手を通して私たちはいろいろな仕事をし、人を助け、人とつながっていく、絵本の中には「手」を題材にした様々な作品がありますが、そのどれもが問いかけるものが深い気がします。
この作品もおじいちゃんの手に人生に刻まれてきた深い苦悩が忍ばれます。
読むなら高学年以上のお子さんだと思いますが、アメリカの一面としてこういうことがあったということは知っておいてもいいことだと思います。
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アホウドリを知るための入門絵本
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投稿日:2013/02/09 |
『アホウドリが復活する日』を前に読んだことがありましたので、この絵本に出てくるお話もそこに描かれていたので知っていました。
こうしてまたこのアホウドリの数が少なくなった経緯を読み直すと、人間の身勝手さを感じます。
こういう環境破壊や乱獲を繰り返しながらもなかなか学べないのも人間なんだろうなあと。
よく動物は自分の食べる以上には獲物は獲らないと言います。欲望のままにしてしまうのは人間のみだとするとそれもまた悲しい現実です。
でも、心ある人たちによって、アホウドリが確実に数が増えてくのは感動的でした。
巻末には詳しいあとがきや『アホウドリが復活する日』などの関連の本も紹介されています。
アホウドリを知るための入門絵本になりそうです。
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読み終わりました
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投稿日:2013/02/09 |
読み終わりました。
学級崩壊、問題のある児童。実際に目の当たりにしたことはありませんが、こうして一人ひとりの子どもたちの視点で気持ちを追っていくと切ないし、大人として何がしてやれるのだろうと考えさせられました。
息子はというと、どんな風に感じで読み聞かせを聞いていたのかはわかりませんが、とても親近感が持てたお話のようで、毎日長い頁を読まされました。
担任の先生の気持ちはあまり出てきませんが、子どもたちを柔らかく優しく包み込むような雰囲気が全体として感じられました。
1ねん1くみシリーズ、3年1組シリーズもそうでしたが、活発な子どもたちと女性の担任というが後藤竜二さんのクラスものの一つの特徴なのかなあって思いました。
子どもたちは未熟でも一生懸命生きている、ただそれを言語化する言葉を持たずに誤解されたりすれ違ったりで、そんな子どもたちをどう大人が見て寄り添っていけるのか。大人も一緒に読んでほしい児童書です。
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実行委員に選ばれて
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投稿日:2013/02/05 |
『12歳たちの伝説』シリーズの四巻目。
騎馬戦でこけて落ち込む海口草平がサッカーの実行委員に選ばれてしまいます。
5年生の時よりはまとまりつつあるけれど、クラスメートはまだばらばらという感じで、また本人がやる気がいま一つという役というのは難しいだろうなあと、草平の心情を気の毒に思いながら読んでいました。
時々登場するこのシリーズでは悪者役的なガメラと呼ばれる先生。その先生の私生活が垣間見える場面があり、その時にちょっとした違和感がありました。これって必要だったのかなと。
先生といえども、家に帰れば普通の人でいろんなものを抱えて生きているってことなのでしょうが、私としてはこの子どもたちの子どもの中での関わりを通して成長していく物語として読んでいたので、そう思ってしまったのかもしれませんが。
クラスがだんだんとまとまりを持った集団になっていくのは、読んでいて心地よく感じました。
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息子のクールな反応
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投稿日:2013/02/05 |
『どろんこハリー』を出すまでもなく有名なマーガレット・ブロイ・グレアムとジーン・ジオンのコンビの作品です。
だまされた木の実を取りかえすために、毅然とふるまうニブルの姿がとても素敵です。
ですが、悪い人ってこんなに簡単に心変わりするものなのかな?って。私のけがれた心は思ってしまったのです。
で、息子にも読んでもらい意見をもらうと、「こういう本ってさ こういう風な展開じゃない。たいてい」というクールな反応でした。
そっか、絵本には本当に悪い人は出てこないものなんですねぇ。と子どもから教えられたような気がしました。
絵本に限らず本って、その時の自分の気持ちを反映するものなので、疲れていない時にもう一度読みたいと思います。
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調べ学習にも
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投稿日:2013/02/02 |
小学5年生の息子が、春の遠足でリトルワールドに行きました。世界のいろいろな国の建物や文化がわかるテーマパークです。
その後、自分の興味のある国の文化や生活を調べていました。この絵本もそんな時に役に立ちそうだと思います。
あの時にこの絵本が出ていたらと思いました。
パンを主食として食べている国、パンというと西洋を思い浮かべているのですが、たくさんあるし、また種類も豊富です。
石釜で焼くピザのようなパン。市場や広場で売られているパン。そこに集う人々の服装や焼くための機材からも生活や文化が垣間見られます。
ランドセルブックのシリーズなので、低学年向けの朝読書用なのかもしれませんが、高学年の調べ学習にも役に立ちそうです。
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普通の生活の中にある幸せな時間
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投稿日:2013/02/02 |
最近よく思うこと、幸せの一つの光景の中に、明日もいつもと変わらない日常が訪れることがあるということ。
日本人にとって、お正月というのがその前の年に何があったとしても、今年からは今年こそはという気持ちが生まれるように、キリスト教圏では、日本人以上にクリスマスの持つ意味が大きいように、いろいろな本を読んでいると思うのです。
「世界がうつくしく生まれ変わる」「すみずみまでに平和がおとずれ、しあわせな時がみちあふれる」「クリスマスのおくりものは、希望と喜び」このくだりを読みながら、普通の生活の中にある幸せな時間のことを思い出しました。
家族でオーナメントをツリーに飾る、家族からプレゼントをもらう、何事もなく過ぎていく時間の中ではそれはごく当たり前。
でも、不幸せと思える一瞬もあるでしょう。
そんな時に、一人この本を読んでみたなら、心に平和な時間、幸せな時間が戻ってくるようなそんな気持ちに浸りました。
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「ぶーぶーぶー」の言葉の響きが連想するもの
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投稿日:2013/02/02 |
対象は園児さんぐらいからでしょうか。久しぶりにこのぐらいの年齢に読み聞かせする絵本を読みました。
今は息子に絵本の読み聞かせをすることもなく別々に読みましたが、息子が好きそうです。
クスッとする場面あり、身につまされる場面あり、そして子どもが喜びそうな場面あり、ほのぼのとする場面もありと、「ぶーぶーぶー」の言葉の響きが連想するものって多彩なんだなあと。
頁をめくるたびに、そうきたかと思いました。
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本当の親友とは?
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投稿日:2013/02/02 |
息子に読み聞かせを始めたら、次に次にというので、三巻まできました。
本当の親友とはを考えさせられる巻でした。
海口草平は、パシパシ叩きと言われるおふざけ暴力を友人から受けています。
それでも草平は親友だと思っているのです。周りから見ても読者が読んでもそれは親友でないと思うでしょう。
黙々と学級新聞を作り続ける少女・烏丸さんやクラスメートが、草平へのパシパシ叩きに疑問を投げかけます。
いろいろな境遇や人間関係の中にいる子どもたち。クールそうに見え、また本心を明かすことを怖れる現代っ子のナイーブさ。
そんなに我慢しなくてもいいのにと読んでいて思います。それでもそんな中でも一生懸命その瞬間を生きている小学6年生たち。そんな子どもたちの気持ちをわかってやれる大人でありたいなあって、読んでいて思いました。
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