「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ」…ではじまる、あのそうべえが、いつもの3人、山伏ふっかい、歯ぬき師しかい、医者ちくあんとともに今度は極楽で大暴れ!? 一度は死んで地獄にいった4人ですが、糞尿地獄に落とされるときにえんま大王も一緒にひっぱりこみ、ふっかいのまじないでがちんがちんに固まらせてしまいます。 「うわあー。うんこが、かちかちにかたまってしもたがなあ。うんこが、いたみたいになってしもたで。」「なにをすんねん。かちかちになって、うんこのいたから、ぬきもさしもならんがな。」 ・・・というわけで、いっしょに固まって困ってしまったえんま大王を脅し、ふっかい、しかい、ちくあん、そうべえの4人は極楽へ連れていってもらいます。 気持ちのいいにおいと音楽で夢見心地の極楽ですが、じつはきゅうくつな「きそく」があり、しずかに花のうえにすわっていなければいけないとのこと。おもしろくないそうべえたちは、仏さまをちくあん先生の眠り薬で眠らせ・・・? 4歳の娘に読むと「地獄」と「極楽」の世界の違いはぴんとこないようでしたが、でもなんだかおもしろい〜!もう一回、もう一回読んで!という反応。ほかの「そうべえ」シリーズとあわせて読むと、より反応が楽しめそうです。 さて結末は?「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。」「そりゃ、えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。」と、えんま大王も仏さまもごちゃまぜのエンディング。爽快です!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
今回も死んで地獄に落ちてしまったそうべえたち!しかしあれやこれやと策をこらして、地獄ととなり合わせの極楽へ入ってしまいます。極楽でもとにかくやりたい放題のそうべえと仲間たち。しまいには“あみださん”も“えんまさん”も地獄も極楽もごっちゃになって…。
息子の大好きな「じごくのそうべえ」の続編があったので読んでみました。
1作目に比べてちょっと長くて、ストーリーも地獄と極楽が
混ざっちゃうような、よりハチャメチャストーリーでした。
4歳の子には少し長いかなーとは思ったけど、今回もお馴染みの
そうべえ、ふっかい、ちくあん先生に閻魔さま登場で嬉しい。
えらいこっちゃ えらいこっちゃ と繰りひろげられるドンちゃん騒ぎが愉快でたまりません。
山伏のふっかいのまじないで、糞尿地獄が閻魔さまごと固まってしまったり(大爆笑!)
ちくあん先生のにおいぶくろで、極楽のあみださんを眠らせてしまったり。
やりたい放題のそうべえたち!
4歳の息子も何度も噴き出してました。
読みきかせ、もちろん関西弁イントネーションでノリノリに。
地獄の閻魔さまはドスを効かせた声に。
極楽のあみださまはちょっと優しく上品な声でやってみました。
読んでる親もなんだか楽しくなってくる「そうべえシリーズ」最高☆
それと極楽の色合いが、いかにも汚〜い感じの地獄と大違いでキレイ。
でも極楽はちょっぴり退屈そうで、地獄のほうが人間味があり楽しそうに
みえてしまいました・・・笑。
変かな。
続編もさらに読んでみます。 (10月さん 30代・ママ 男の子3歳)
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