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たかくんママ

ママ・50代・広島県、女の子25歳 男の子22歳

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自己紹介
11歳の娘と8歳の息子の母親です。
好きなもの
コロッケと、コーヒーゼリー。
ホームページを作るのと、新聞に投稿することに凝っています(^^ゞ
子供服や小物を手作りするのが大好きです。
ひとこと
昔から、本屋や図書館が好きでした。
でも、そんなに熱心な読書家というわけでもなく、子供が生まれるまでは、絵本になんかまったく興味なし。
「子供に本くらい読んでやりなさいよ。」と実母に言われても「本なんて読んでも読まなくても子供が好きにすればいい。」くらいに思っていました。
が、何がどうなったのやら、いつしか「絵本」にはまってしまいました。
絵本が好きになったきっかけになった本は、林明子さんの「こんとあき」、いわむらかずおさんの「14ひきのあさごはん」だったと思います。
毎日の絵本の読み聞かせが日課になってはや9年。

今年(平成20年)から、小学校の図書ボランティアで、絵本の読み聞かせを始めました。これをきっかけに、最近、ますます絵本への興味が増しています。

たかくんママさんの声

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自信を持っておすすめしたい 人に歴史あり  投稿日:2007/03/20
おじいちゃんがおばけになったわけ
おじいちゃんがおばけになったわけ 作: キム・フォップス・オーカソン
絵: エヴァ・エリクソン
訳: 菱木 晃子

出版社: あすなろ書房
エリックには、じいじと呼んでいた大好きなおじいちゃんがいました。でも、じいじは、道で倒れてなくなってしまったんです。
ところが、そのじいじ、夜になると、おばけになって、エリックのもとを訪れるようになります。
この世に忘れ物があると人はおばけになるという。でも、エリックにも、じいじにも、その忘れ物が何なのかわかりません。
毎夜、2人は会って、思い出話をし、じいじがこの世に何を忘れたのか、その忘れ物を探すのです。

人はいずれ死ぬ。でも、それを受け止めるのは、なかなか大変です。大人であっても、子供であっても。
じいじは、エリックにたくさんの思い出を残し、さよならを告げて、旅立っていきます。
エリックは、おばけのじいじと最期のさよならをすることで、じいじの死を受け止めることができたんだと思う。
とてもとても心に残る絵本でした。
人に歴史あり、というけれど、おばけのじいじとエリックが語り合う思い出は、生活の中にあるごく普通の出来事で...でも、その1つ1つが、エリックにとっては、じいじとすごした大切な時間であり、思い出であり...
文章はけっこう長めなので、4歳の息子には、少し難しかったようです。でも、小学校1年生の娘は、最後までしっかり聞き「とてもいいお話だったね。」という感想でした。
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なかなかよいと思う ナメクジだってがんばってる!  投稿日:2007/03/20
ガンバレ!!まけるな!!ナメクジくん
ガンバレ!!まけるな!!ナメクジくん 作・絵: 三輪 一雄
出版社: 偕成社
ちょっと主役にはなりにくいナメクジをテーマにしている、おもしろい本です。
からがないばかりに、ナメクジは、日差しに弱く、寒さにも弱く、でも、そんなナメクジはいつも嫌われもの。
カタツムリはかわいいけれど、ナメクジは気持ち悪い。
カタツムリには、いろんな歌もあり、呼び名だって色々あるけれど、ナメクジは、どこまでいっても、ただのナメクジ。
カタツムリに塩をかける人はいないけれど、ナメクジは塩をかけられる。
ナメクジとカタツムリ、ちょっと似ている2人を並べて、比較しているのが、とってもおもしろい。
確かに、そのとおりです。カタツムリが好きっていう子はたくさんいるけれど、ナメクジが好きっていう子は聞いたことがない。
でも、見かけでは、カタツムリとナメクジの差は、ただ、からがあるか、ないかくらいなんですよね。
でも、ナメクジの進化を追って、ナメクジの説明を読んでいると、こんなナメクジだって、がんばってるんだよ、って。
嫌われ者のナメクジを応援する作者の気持ちがよく伝わります。
「今度、ナメクジもちゃんと見てみよ。」
って、子供たちも、ちょっとナメクジに興味を持ったみたい。
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自信を持っておすすめしたい 空飛ぶ姿が爽快!  投稿日:2007/03/19
とべ!ちいさいプロペラき
とべ!ちいさいプロペラき 作: 小風 さち
絵: 山本 忠敬

出版社: 福音館書店
まだ新しい小さいプロペラ機は、格納庫の中で、はじめて空に飛び立つ日を楽しみに待っています。
が、格納庫に入ってきた大きなジェット機を見て、すっかり自分に自身をなくしてしまいます。
威厳のある大きなジェット機を前にすると、自分は、小さな存在に思えてくる。
でも、ジェット機が、小さなプロペラ機にかけて言葉は、印象的でした。
「広い空では、ぼくらの大きさのことなど忘れてしまうよ。」
と。
そして、プロペラ機も初めての大空へ。空は広く、どこまでも広く、真っ青な空を飛ぶ赤いプロペラ機が、実に気持ちよい。
さわやかな気分になる、気持ちのいい絵本です。
でも、赤いプロペラ機、広い空飛んでよかったね、という私のかたわらで、「乗り物」好きの息子はというと、飛行場や格納庫の様子に興味しんしんでした。
そして、飛行機はタイヤがこんなにいっぱいついてるとか、飛行機にもワイパーがある?とか、図鑑を楽しむように、飛行機の細部構造に関心を寄せていました(^^ゞ
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自信を持っておすすめしたい あべこべのおもしろさ  投稿日:2007/03/18
さかさまライオン
さかさまライオン 作: 内田 麟太郎
絵: 長 新太

出版社: 童心社
「さかさまライオン」
表紙の絵を見ると、ライオンと影。水面に映った影を見て、さかさまライオンかな?くらいに思って借りた絵本でした。
「キャベツくん」を読んだ時も、「ゴムあたまポンたろう」を読んだ時も、最初、「な、な、なんじゃ、こりゃ。」と思ったものですが、この感性は独特です。
長新太さんって、すごい!
「いつもいつもため息をついているライオンの影がいました」
って、この出だしがすごいですよね。ため息をついている影なんて、私、ちょっと思いつきません(^^ゞ
そして、この影、ひょんなことから、本物のライオンと入れ替わってしまうんです。
普通は、ライオンの動くように影も動くものだけれど、反対になってからは、影にひきずられて、ライオンはさかさまに走るんです。
時には、本物のライオンに覆いかぶさってライオンを隠したり、日の長い影になって、飛べるはずのない崖を跳び越してしまったり。
へぇ...すごいなぁ、となんだか、へぇ、へぇ、って思う自分とは違って、子供たちは、ただ、影にひきずれて走るライオンが、おもしろい、おもしろいって楽しんでいました。
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自信を持っておすすめしたい ぬいぐるみは友達  投稿日:2007/03/18
ボリボン
ボリボン 文・絵: マレーク・ベロニカ
訳: みやこうせい

出版社: 福音館書店
「ラチとらいおん」がおもしろかったので、同じ作者の書いた絵本ということで借りてきた絵本です。
本の題名、「ボリボン」って何だろ?と思ったら、これ、ぬいぐるみの名前だったんですね。
ガビは、なんでもすぐに壊してしまう男の子で、おもちゃも本も、全てばらばらにしてしまう。
そんなガビにお母さんが渡したのが、くまのぬいぐるみのボリボンです。
最初、ボリボンと遊んでいたガビも、お医者さんごっこをして、ボリボンのおなかをはさみで切ってしまい、そのまま遊びに行ってしまいます。
ふと気づけば、ボリボンがいない。
ガビは、やっぱり、何でも壊してしまう男の子、と思ったら...違うんですね。
あちこちを探すんです。
もしかして、山から転げ落ちたんじゃないかとか、おおかみに食べられてしまったんじゃないか、とか、迷子になってしまったんじゃないかとか。
子供にとって「ぬいぐるみ」は、ただのものではないのよね。大切な友達なんですね。
私も、小さい頃は、大のぬいぐるみ好きで、いろんなぬいぐるみには、ぜんぶ名前がついていました。
ちゃんと、それぞれに性格があって、この子は強い子、この子は臆病って、そんなことも決まっていました。
なんでも壊してしまうガビだってそうです。ボリボンは友達。ずっと仲良しの友達。
最後がハッピーエンドでよかった。ガビがよい子でよかった。
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なかなかよいと思う あまりのしつこさに苦笑い  投稿日:2007/03/18
おかえし
おかえし 作: 村山 桂子
絵: 織茂 恭子

出版社: 福音館書店
ある日、たぬきの家のとなりに、きつねが引っ越してきました。
きつねは、さっそく、たぬきのところに挨拶に。
「ほんのつまらないものですが...」
といちごを差し出します。それに対して、
「それじゃ、私も何かおかえししなくっちゃ。」
とたぬきは、たけのこを持っていきます。
そこから、どんどんエスカレートしていく「おかえし」合戦。最後には、家財道具一式持ち出すことに。
同じ繰り返しなので、途中、子供もちょっと飽きたかな、という表情が見えたけど、自分の子供まで「ほんのつまらないものですが」と差し出すところでは、
「えええー、そんなおかえしもありなの?」
とびっくりの展開でした。そして、結局、きつねとたぬきの家が丸ごと入れ替わってしまいました、という結末は、「うまい!」と思いました。
そしてね、丸ごと入れ替わってしまったからには、おとなりに引越しの挨拶をしなくちゃ、ってなるのです。
このしつこさが、たまらないです。
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自信を持っておすすめしたい お母さんを思う気持ちがいじらしい  投稿日:2007/03/15
おかあさん おかあさん おかあさん…
おかあさん おかあさん おかあさん… 作・絵: 大島 妙子
出版社: 佼成出版社
風邪をひいた私を1人家に残して、薬を買いに行ったお母さん。
1人でも留守番できる、大丈夫と、ふとんに入ったものの...ふと気づけば、外は大雪。
私は、お母さんのことが心配になります。どうしてお母さんは帰ってこないのか?
お母さん、雪が降ってるのも知らずにおしゃべりに夢中になって...
雪が積もって雪だるまみたいになって...
そそっかしいから、そのまま転んじゃって...
この風、この吹雪で、転んだはずみに、北極まで飛ばされてしまってるんじゃないか...
と、そんな想像までしてしまうのです。
私のお母さんを心配する気持ち、お母さんを思う気持ちが、とにかくかわいらしく、いじらしい。子供をいとおしく思える本です。
子供は、怒られても、何しても、やっぱり、最後には、お母さん、お母さん。
お母さんがそばにいてくれるだけで、なんだかほっとする。
いつも、お母さんについて歩き、お母さんのいるところ、いる部屋に、自分も一緒にいる。お母さんっ子だった自分を思い出すようでした。
母親となった自分はというと、普段は、うるさいの、早くしなさいのと口うるさく言うばかりだけど、ちょっと反省です。
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なかなかよいと思う 結局、杖を手にしたのは?  投稿日:2007/03/15
たからさがし
たからさがし 作: 中川 李枝子
絵: 大村 百合子

出版社: 福音館書店
ゆうじが、かわらで見つけたのは、まほうの杖のような形の棒。
でも、同時に、うさぎのギックもやってきて、その棒がどちらのものかで大喧嘩。
いろんなことで、勝負をつけようとするのだけれど、勝負はつかず。
でもね、その杖を見るなり、こんな杖がほしかったと大喜びしたギックのおばあちゃんを見て、2人とも、その杖を争って奪い合いをする気持ちがなくなります。
子供はとにかくいじっぱり。
我が家もそうだけれど、すぐに、どっちが強いだの、どっちが早いだの、先にとったのは、こっちだの、むこうが悪いだの、とけんかになるのです。
でも、人が喜んでくれるのが大好きで、いつも、「ありがとう」と言われたくて、喜ばれたくて、そのために一生懸命になれるのも子供。
大人にはない魅力を持っているものです。
よくも悪くも、そんな子供の素直さがよく伝わって、ほほえましい絵本です。
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なかなかよいと思う さるのオズワルド  投稿日:2007/03/14
さるのオズワルド
さるのオズワルド 作: エゴン・マチーセン
訳: 松岡 享子

出版社: こぐま社
いばりんぼのわる1匹と他のさるたちの攻防。
1匹のボスざる、いばりやは、でっかくて、乱暴で、みんなを家来にしています。
他のさるたちは、いばりやにこき使われ、窮屈な暮らしをしています。
ところがある日、小さな1匹のさる、オズワルドが叫んだんですね。
「いやだ!」
って。今まで誰も言えなかったその一言を聞いて、他のさるたちも声をあげました。
いやだ、いやだ、いやだ、いやだ!
いばりやは、もちろん怒ったけれど、いざ、1人ぼっちになってみると、どうしていいかわからない。
自分を反省し、いいさるになったのです。オズワルド、大手柄!
これ、ページごとに「まめをにる おっとまちがい ゆめをみる」「とまらない おっとまちがい つまらない」っていうふうに、言葉遊びの行が必ず入っているのだけれど、うちの子、4歳の息子には、これがよく理解できなかったみたいです。
この言葉遊びの楽しさがわかると違うのだろうけれど、ちょっと、しつこいかな、という感はあります。
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自信を持っておすすめしたい 広い草原と広い空と  投稿日:2007/03/14
ぼくそらをさわってみたいんだ
ぼくそらをさわってみたいんだ 作: さとう わきこ
絵: 岩井田治行

出版社: ポプラ社
草原でしょうか、やわらかそうな草地の上で、1匹の子猫が空を見上げて思っている。
「空って冷たいのかな、あったかいのかな、ぼく、さわってみたい。」
って。
大人になると、空を見上げる回数もずいぶん減ってしまうけれど、子供の頃は、不思議でしたよね。
どうして、雲っていろんな形に変わるんだろうとか、空ってどこまであるんだろうとか、どうなってるんだろうとか...
ねこは、カメの力を借り、狐の力を借り、ぶたの力を借り、みんなの上にのって、空に手を伸ばす。
でも、届かない。
そして、くま、かば、ぞうがそれに加わり、高い高いはしご段に登ったすえ、空に届いたのです。
が、届いたと思った瞬間、かみなりが落ちてきたんですね。
おうちに帰りたいと泣くかみなりを、また、みんなで、はしご段作って空へ返してあげる。
草原の緑と空の水色。広い草原に、広い空が、とても気持ちのいい絵本です。
ページをめくりながら、「今度は誰が出てくると思う?」とあてっこしながら、読みました。
息子いわく「ぞうの上にのったら、ぜったい空に届くと思ったよ。」
ぞうに乗ったら空に届く、と自信満々に言う息子に、ほほえましい気持ちになった1冊です。
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