![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
子どもたちがだーいすきな怖い話。 最近は大人が読んでも背筋が凍る、こわい絵本も多く発売されています。
むかしむかし、母親にいわれて、山へたきぎを取りに出かけた男の子がいました。 「それが すんだら すぐに かえってくるんだよ。 やまは くらくなると こわいものが でるからね」といわれた約束を破り、 山奥に迷い込んでしまった彼は、山の中で目と鼻のない、のっぺらぼうと出会います。 必死に逃げる男の子の後ろから、 「まて まて のっぺらぼうの なかまに おはいり」と のっぺらぼうが追いかけてくるのです。 ようやく山を下りた男の子、しかし、 途中で出会った侍も、お寺の和尚さんもみんな、のっぺらぼうになって、 男の子を仲間にしようと追いかけてきます。 やっとのことで家に帰った男の子。 待っていたお母さんが振り向くと…。
誰もが1度は聞いたことのある、「のっぺらぼう」の怪談。 『ちょうつがいきいきい』や『大接近!妖怪図鑑』などを手がける 軽部武宏さんの描く世界は、一度見たら忘れられない、 不可思議な不気味さに包まれています。
「夜眠れなくなるから、怖い話はちょっと…」と敬遠しがちなお母さん、 杉山亮さんの書くおばけ話は「夜、きちんとねむりにつけます。」がキャッチコピー。 安心して、寝る前にお読みください…。
(木村春子 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
のっぺらぼうに追いかけられて、命からがら逃げ帰った男の子。けれども泣きついたお母さんが・・・。杉山流おばけ話は、夜きちんと眠りにつけます。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
お母さんに頼まれて山にたきぎを取りに行った男の子が、のっぺらぼうに出会い、追いかけられてしまうお話でした。
絵がどことなく不気味でストーリーに疾走感があり、恐いお話でした。でも、結末にはほっと一安心できました。
恐いお話が好きな小さなお子さんと読むのにちょうど良い印象の絵本でした。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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