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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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ウルトラのぱぱ

パパ・60代・宮崎県、男の子21歳

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自己紹介
男の子の父親です。
ひとこと
息子が寝る前に,絵本を読んであげていました。
妻が趣味で集めていた絵本が中心ですが,その感想を絵本ナビに書いています。
絵本に興味を持っているお父さんの参考になれば,幸いです。


おすすめ幼年向け童話(絵本)

公開

ウルトラのぱぱさんの声

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自信を持っておすすめしたい 想い出の一日  投稿日:2011/04/12
おかえりなさいおにいちゃん
おかえりなさいおにいちゃん 作: ルイス・バウム
絵: スーザン・バーレイ
訳: もきかずこ

出版社: ほるぷ出版
 「わすれられないおくりもの」のスーザン・バーレイが絵を描いている絵本です。

 今日は,遠くの学校に行っているお兄ちゃんが帰ってくる日です。お兄ちゃんの帰りを待つ少女の1日が描かれています。

 兄の帰りを待つ少女の喜び,期待,不安・・・。細やかな少女の心の動きがよく描かれています。
 大人から見れば,たった1日の出来事に過ぎないのですが,小さい子供から見れば,それはかけがえのない想い出の1日なのだと思い出させてくれました。
 
 この絵本では,特別な出来事は起こりません。しかし,お兄ちゃんの帰りを待つ中での,小さな日常での出来事が,本当に輝いて見えます。

 残念ながら,この絵本は絶版で手に入らないようですが,図書館で見かけたら,手にとってみてください。
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自信を持っておすすめしたい ウォートンの優しさと勇気  投稿日:2011/04/10
新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル
新版ヒキガエルとんだ大冒険(1) 火曜日のごちそうはヒキガエル 作: ラッセル・E・エリクソン
絵: ローレンス・ディ・フィオリ
訳: 佐藤 涼子

出版社: 評論社
 ヒキガエルのウォートンが登場する「ヒキガエルとんだ大冒険シリーズ」の1作目です。

 ウォートンとモートンは、ヒキガエルのきょうだい。ある冬の日,ウォートンは、おばさんを訪ねるため,外に出たのですが,ふくろうに捕まり,誕生日のごちそうにされてしまいそうになります。

 一度決めたらあとにはひかないウォートン,優しくて細やかなモートン。登場人物?の性格がよく描かれています。

 捕まったウォートンがどうなるのかとハラハラしながら,読んでいたのですが,孤独なふくろうがとまどいながらも,友情に目覚めていく過程に思わず引き込まれました。

 ウォートンの勇気と優しさが,周りのみんなを変えていく。ユーモアがあって,決して押しつけがましくないところが,この絵本の素晴らしいところだと思います。
 
 息子には,途中まで寝る前に読んで上げたのですが,続きを知りたかったのか,翌日自分で最後まで読んでしまいました。

 低学年には,少し長いお話ですが,本当に感動する本だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 猫のいる風景  投稿日:2011/04/10
スイッチョねこ
スイッチョねこ 作: 大佛 次郎
絵: 安 泰

出版社: フレーベル館
 いたずら子猫のしろきち。ある秋の日、きれいな声で鳴く虫を食べてしまいます。するとその虫が,しろきちのお腹の中で鳴き出してしまいます。

 作者の大佛次郎は,「鞍馬天狗」の作者で,猫好きで有名だったそうです。この「スイッチョねこ」は,昭和20年代に書かれたものに,その後,安泰が絵を描いた絵本だそうです。

 子供が5歳の頃に読んで上げたと思います。子猫のお腹の中で虫が鳴くというところが,印象に残ったようで,本当に猫が虫を食べてしまったら,どうなるのか,とても心配していました。
 
 幼年向きの絵本としては,文章も長く,母猫の話す言葉遣いも少し古風で,難しく感じるかもしれません。
 でも,作者の猫を愛する気持ちが伝わる,細かい描写。子猫の生き生きとした表情が描かれている絵。秋の風情も,よく伝わってきます。
 なによりも,お母さんの話す,今は失われたやさしい言葉遣いが,古風でも,作品を優しく包んでいるような気がしました。

 長く読み継がれて欲しい1冊だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 小さな生き物へのやさしいまなざし  投稿日:2011/04/09
はじめてのふゆ
はじめてのふゆ 作・絵: ロブ・ルイス
訳: 舩渡佳子

出版社: ほるぷ出版
 じねずみのヘンリエッタは,小さいのにひとりぼっちです。そして,初めての冬を迎えます。

 途中まで,小さなヘンリエッタの独りぼっちの奮闘が描かれます。冬に備えての食べ物集め。そして数々の失敗。
 絵本を読みながら,思わずヘンリエッタに「がんばれ!」と声援を送りたくなります。そして,やっと森の仲間達が登場して,ヘンリエッタを助けてあげるのですが,またそこで波乱があります。

 とてもかわいい絵で,小さい生き物たちへのやさしい眼差しが感じられます。
 出版社の紹介には,「小さないきものたちの喜びにあふれた絵本」とありますが,本当にそのとおりの絵本だと思いました。

 最後は,ハッピーエンドで終わりますので,小さな子供さんにも安心して読んであげてください。(最後のページの春を迎えることができ,ヘンリエッタの喜ぶ絵が本当にかわいい!)
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なかなかよいと思う 絵本の世界で遊ぼう  投稿日:2011/04/09
エルマーのぼうけんすごろく
エルマーのぼうけんすごろく 作: ルース・スタイルス・ガネット
絵: ルース・クリスマン・ガネット

出版社: 福音館書店
 すごろくが好きな息子。「エルマーのぼうけん」を読んだ後,このすごろくがあるのを知り,どうしても欲しくなったようです。

 すごろくは,絵本のストーリー通りに進んでいきます。みかん島に到着し,「ぴょんぴょこいわ」を渡って,「どうぶつ島」へ。そして,エルマーのように「とら」や「なきべそのさい」に出会いながら,コマを進めていきます。
 途中「道具カード」を集めるのですが,絵本のようにその「道具」を使えれば,早く進める工夫がしてあります。

 絵本の世界が忠実に再現されていて,家族で楽しめます。でも,すごろくとしての面白さは,逆にそれが制約になるのか,少し減るかなと思いました。

 エルマーの世界が家族で楽しめ,より絵本を楽しめるすごろくです。
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なかなかよいと思う どんぐりくんが楽しい  投稿日:2011/04/09
どんぐりひろばの 12つき
どんぐりひろばの 12つき 作・絵: まつい のりこ
出版社: 講談社
 子供が,2〜3歳の時によく読んでいた絵本です。

 1月から12月まで,ちいさな「どんぐり」がたくさん出てきます。
どんぐりたちは,遊んでいたり,食事をしたり様々なのですが,その中で「さかな」を「さ・な」というように1字隠して言葉が書かれています。
 子供と絵本を読みながら,クイズ形式で言葉の「あてっこ」をして遊びました。

 字が全く読めなくても,季節の食べ物や遊びが,かわいらしい絵で描かれており,子供に言葉を教えながら,楽しむことができます。

 どんぐりなので,それぞれの違いはないのですが,表情が豊かで,子供も面白がっていました。
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自信を持っておすすめしたい お母さんの愛情に包まれて  投稿日:2011/04/09
こぎつねコンチ
こぎつねコンチ 作: 中川 李枝子
絵: 山脇 百合子

出版社: のら書店
 こぎつねのコンチとお母さんの心温まる話です。

 作者は,「ぐりとぐら」の中川さんと山脇さんのコンビ。日常生活の中の何気ない母と子のふれあい。それが,季節感豊かに描かれています。
 短いお話が12話収められていて,それぞれいいお話ですが,私のお気に入りは「おくりもの」です。

 コンチが見つけた宝物(ただの石と木の枝なのですが)。それを母の日の贈り物として,お母さんに手渡します。
 その贈り物へのお母さんの言葉がとてもいい。優しくて,気が利いていて,そしてコンチへの愛情があふれています。

 自分も子供と接する時は,このお母さんのように接するのが理想だと思うのですが,現実はなかなか難しいものです。
 でも,この絵本を読むと,安らぎを感じ,優しい気持ちになれます。

 もちろん子供に読み聞かせるのにとても良い本なのですが,子育てで疲れたイライラした時に,一人で読むのも良いと思います。
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自信を持っておすすめしたい 子供の頃の記憶が蘇ってきました  投稿日:2011/04/03
ぼくと おおはしくん
ぼくと おおはしくん 作・絵: くせ さなえ
出版社: 講談社
 川遊び,秘密基地・・・。自分が子供の頃の記憶が蘇ってきました。

 当時は,今と違って,川遊びができるような川がたくさんありました。自分も友達とザリガニを捕まえて,よく遊んだものです。

 そして,友達と二人だけの秘密の基地。今考えると,全然秘密ではないのですが,この絵本のように橋の下や学校の裏の林の中にちょっとした場所を見つけて,子供だけの秘密を共有して喜んでいたものです。

 亀を見つけた事で友達となった二人が,秘密を共有しながら,お互いの事を理解する。そして,亀が逃げ出した事件をきっかけに,まだ友達の知らない一面を知って,それを共に乗り越えて成長していく。

 この絵本では,私たちが驚くような派手な出来事は描かれていません。しかし,子供の頃に感じる小さな喜びや悲しみ,そして友情が細やかに描かれています。

 息子も小学生になり,これからは新しい世界が拡がっていくことでしょう。昔男の子だった私からも,これから絵本のような友だちとの出会いがある事を教えてあげたいと思いました。
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自信を持っておすすめしたい カレーが食べたくなる本  投稿日:2011/04/02
トッチくんのカレーようび
トッチくんのカレーようび 作: まどころ ひさこ
絵: 山本 まつ子

出版社: ポプラ社
 カレーが食べたくなる絵本は,色々ありますが,元祖はこの絵本なのかなと思います。

 今日は,カレー曜日。トッチくんの家も夕食はカレーです。でも料理中,たまねぎがお母さんを泣かせて,逃げ出してしまいます。トッチくんは,そのたまねぎを追いかけて行きます。

 街中のたまねぎが逃げ出して,子供たちが追いかける場面がとても面白いと思います。そして,最後にやっとたまねぎを捕まえ,街中のお母さんが一緒に,大鍋でカレーを作るのですが,そのおいしそうなこと!

 息子も,たまねぎを切ると涙がでることをこの絵本で初めて知って,「お母さんは泣かされていない?」と心配していた事を覚えています。

 この絵本を親子で読んで,カレーを食べると,とても話が弾むと思います。
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自信を持っておすすめしたい 恐竜に出会ったらどうする?  投稿日:2011/04/02
きょうりゅうが学校にやってきた
きょうりゅうが学校にやってきた 作: アン・フォーサイス
絵: むかい ながまさ
訳: 熊谷 鉱司

出版社: 金の星社
 学校でトムが外を見ていたら,現れたのはなんと「きょうりゅう」だった。そして,その「きょうりゅう」は,スキップしながら教室に入ってきた。

 この絵本に出てくる「きょうりゅう」(恐竜と書くとイメージが違うなと思います。)は,とても小さくて大きさは小牛ぐらいで,あまり恐くありません。
 草食のようで,草花(紙も)を食べる以外は,特に暴れたりせず,大人しいものです。

 ただ,それを見た大人たちが大騒ぎ。大人は既成観念でしか,「きょうりゅう」を見ることができないため,その対応の「ちぐはぐ」なところが笑えます。

 「きょうりゅう」は,他の絵本のように言葉をしゃべれる分けでもなく,トムの言うことも理解しているのか,分かりません。
 でもトムが「きょうりゅう」を大切に思う気持ちがよく伝わってきます。

 最後に,トムは教室から「きょうりゅう」を逃がしてやり,お別れするのですが,トムが「きょうりゅう」を心配して,気遣う気持ちがさわやかで,すがすがしい気持ちになります。
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